お腹がポコポコ感じる胎動もある
妊娠初期のポコポコ鳴る音はほとんどが腸内のガスで胎動ではありませんが、もう少し経つといよいよ胎動を感じることも出てきます。
胎動とは、赤ちゃんがお腹の中で手足を動かして子宮にぶつかることにより起こります。
早くて妊娠16週頃から、遅くとも妊娠22~23週頃には感じ取れるようになります。
こう書いてしまうと「自分は遅いのかしら」「胎動をあまり感じないけど大丈夫?」など心配なさる方もいらっしゃいますが、胎動の感じ方は人それぞれです。
もちろん活発に動く赤ちゃんや、逆におとなしめの赤ちゃんもいます。
胎動が弱いからと言って赤ちゃんの成長が遅いということもありませんので、こればかりは個性だと思って感じ取れる日を待ちましょう。
心配しなくとも、妊娠後期にはお腹の形が変わるくらい元気に動くこともありますよ!
人体の神秘!これが胎動です!
胎動が始まったあとにポコポコ鳴ると、これはどういう音なんだろうと気になる方もいます。
赤ちゃんは羊水の中で動いているので、手足を伸ばして羊水が動いた音、また羊水を吐き出した音など様々な原因が考えられます。
ポコポコ、もしくはコポコポなど、胎動で聞こえてくる音はまず問題ありませんので、「今の音は赤ちゃんがどう動いた音だろう」なんて考えてみると楽しいかもしれませんね。
まれにプチっという音を聞いて「破水!?」と思われる方もいますが、破水した場合はもっと大きな動きも伴って感じ取れます。
胎動の音は基本的に気にしないで大丈夫ですが、あまりに気になる場合は病院に連絡して相談してみましょう。
ポコポコじゃなくお腹がチクチクしたら!?
「お腹のポコポコ」は基本的に問題がないとお話してきましたが、そうではなくチクチクした痛みがあったら気になるどころではありませんよね。
しかしこれも最初にお話した通り、子宮が大きくなるにつれての変化が原因であることが多いです。
子宮がどんどん大きくなり、周りの臓器や骨を圧迫してきます。
また子宮を支える靭帯も今までより負荷がかかってきていますので、それを「チクチクする」と感じる方もいますね。
「腰が痛い」「腰のあたりの骨が痛い」「足の付け根が引きつっている」この辺りは、妊娠初期によく感じる症状です。
あまり気にせず、赤ちゃんのためにもリラックスして過ごしましょう。
ただひとつ、出血が伴った場合は注意が必要です。
妊娠初期は流産しやすい時期でもあり、出血と腹痛が重なった場合は危険かもしれません。
流産は腹痛や出血を伴うことが多いので、これらのサインは見逃さないように注意しておきましょう。
比較的短時間で落ち着く腹痛は妊娠初期の変化によるものと考えて良いですが、痛みがおさまらない、もしくは波があるものの強い痛みが訪れる場合はすぐに病院に連絡しましょう。
特に下腹部の強い痛みは危険なので、どこが痛いのかもしっかり判断出来るようにしておいてくださいね。
腹痛の場合は痛みの受け取り方も個人差がありますので、あまり痛くなくとも継続している場合は一度相談したほうが良いかもしれません。
出血も問題がないパターンもありますが、気に病むくらいなら素直に病院に相談しましょう!
まとめ
特にはじめての妊娠の場合、ちょっとした痛みや変化もはじめてのことなので「何もかもが気になるし怖い!」ってなりますよね。
初期のポコポコや胎動について、また危険な痛みについて、少しでもお力になれていれば幸いです。
妊娠中は、リラックスして気持ちよく毎日を過ごすというのも大切です。
「気になるけれど大したことないかもしれない……」と思い悩むこともあるかもしれませんが、ずっと気にしているくらいなら病院やお母さん、仲良しの先輩ママに相談してみましょう。
大したことがなかったのなら「良かった」で済むのですから、気に病むよりはスッキリ出来ますし、危険な状態であればすぐに対応してもらえます。
ひとりで頑張りすぎず、周囲にもうまく頼っていってくださいね!