妊娠初期・超妊娠初期にお腹がポコポコ鳴る!私だけ?
最初にお話した通り、「妊娠初期や超妊娠初期にお腹がポコポコ鳴る」と感じる方はかなりいます。
まずそれだけでもほっと出来ますし、基本的には深く気にせずとも大丈夫です。
「超妊娠初期ってなに?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、妊娠0~4週目のことをこのように呼びます。
妊娠0日目は最終月経初日に当たりますので、実際は2週目……排卵日までは妊娠していない状態ですね。
この時期に妊娠してると気付ける場合はもう少し先、着床から次の生理予定日に当たる3~4週目になります。
この時期に妊娠していると気付ける方はあまり多くなく、むしろ体調の違和感や腹痛、そして今お話している「お腹がポコポコ鳴る」と感じる方が多くなります。
この頃に腹痛や違和感を感じる原因は、子宮の変化が一番大きな理由になります。
子宮はもともと鶏の卵くらいの大きさですが、妊娠4週目にはアヒルの卵程度の大きさにまで一気に成長しています。
突然これだけ大きさが変わるのですから、子宮周辺の臓器や骨にももちろん影響が出ます。
もちろん「腸」も関わりますので、圧迫されてガスの動きが感じ取れやすくなって「ポコポコ鳴る」……これが一番よくあるパターンなのですね。
また、妊娠はホルモンバランスも大きく変わります。
その影響で胃腸の調子が悪くなる方も少なくありません。
下痢、また逆に便秘になってしまい、ガスの発生が増えたり溜まりやすくなってポコポコ鳴ることもありえます。
「いつもの生理前のときと少し痛みや体調の変化が違う」
このような場合は超妊娠初期も視野に入れておいたほうが良いかもしれませんね。
どちらにしても、超妊娠初期にお腹がポコポコなる原因はほとんどが胃腸の問題です。
あまり気に病まず、食生活などに気をつけながら過ごしましょう!
お腹がポコポコ鳴る正体は「ガス腹」かも!
先ほどと少しかぶりますが、妊娠するとお腹の中で子宮がどんどん大きくなりますしホルモンバランスも変化します。
今までの生活・食生活で特に問題なく過ごせていたとしても胃腸への負担度合いが変わる可能性は高く、その結果「ガス腹」になっているかもしれないのです。
ガス腹は正式名称を「腹部膨満感」と言い、名前の通りお腹にガスが溜まっている状態です。
他の症状としてはおならやげっぷが多くなったりすることもありますね。
「お腹が張っている」と感じることもあり、妊娠しているときにお腹が張るとどうしても怖くなって、気になる方が多くなります。
ガス腹はガスを多く含む食品(イモ類、豆類)の摂取や早食い、また炭酸飲料の飲み過ぎなどでも起こります。
特に早食いは食べ物と空気を一緒に取り込んでしまいやすいですし、しっかり噛まずに飲み込んでしまうので消化に時間がかかり、ガスが発生しやすくなっているのです。
炭酸飲料はそれ自体がガスですから、もちろんその分ガスが溜まります。
炭酸飲料を飲んだ直後にげっぷでガスを出している方、多いですよね。
対策としては
・イモ類、豆類、炭酸飲料を控える
・バランスの良い野菜中心の食事をゆっくり噛んで食べる
・軽く運動をして腸内の動きをサポートする
などがあります。
もちろん妊娠初期に無理はいけませんから、運動する場合もウォーキングなど身体や赤ちゃんに無理のない範囲で行うようにしましょう。
ガス腹で赤ちゃんに悪影響が行くことはまずありませんが、母体の健康はやはり大事です。
自分だけではなくお腹の赤ちゃんを守るためにも、食生活などは注意しておきましょう!