猫のお腹がパンパン!考えられる原因と対策 その3:腸閉塞
腸閉塞といえば、人間の病気としても要注意の病気ですね。
猫の場合は、どのように起こるのでしょうか?
猫の腸閉塞とは?原因と対処法
その名の通り、腸に何かがつまり、腸が膨れていく病気です。
また消化器官がうまく働かなくなり閉塞が起こってしまった「無力性イレウス」もあります。
症状としては、食欲不振、便秘、元気がない、膨らんだ腹部をさわると痛がって丸まる、嘔吐などがあります。
悪化すると水も飲まなくなるので脱水にも注意です。
原因として多いのは異物の誤飲です。
ボールを飲み込むなどの危険があるので、注意が必要です。
また腸管の腫瘍や、周辺器官に肥大による圧迫、腸ねん転などそれ以外にも病気が潜んでいる可能性もあります。
やはり早期発見が重要!
異変に気づいたら、早期に獣医さんへ連れて行ってください。
猫のお腹がパンパン!考えられる原因と対策 その4:膀胱炎
お腹といえば、膀胱も関係してきますよね。
人間でもよく起こるこの病気。
猫の膀胱炎の原因とは何なのでしょうか?
猫の膀胱炎とは?原因と対処法
猫の膀胱炎とは、細菌などの感染や膀胱粘膜が傷ついたりして膀胱に炎症が起きる病気です。
ただし、猫は尿の濃度が濃いため、膀胱では細菌が繁殖しにくいといわれています。
これ以外にも、突発的に起こり、再発を繰り返す間質性膀胱炎もあります。
猫の症状としては、トイレ回数の増加、スムーズに排尿できない、血尿などが見られ、悪化すると腰やお腹を触ると痛がるなどの症状があります。
予防の基本は飲水量を増やすことにあります。
今までの水場に問題があるとすればもっと飲みやすい環境にすることが大切です。
一つではなくいくつか設けることもいいかもしれません。
またトイレも清潔にして排泄しやすいように環境調整が必要です。
食事の栄養バランスも大切ですね。
治療方法は抗生剤の投与などが主ですが、尿結晶、尿結石が原因の場合は外科手術となります。
その他、腹水がたまったようなお腹のふくらみは腎臓の病気の可能性もあります。
異変を感じたら一度受診をおすすめします。
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まとめ
ここまでをまとめると…
1.考えられる病気:子宮蓄膿症、子宮がん
原因と対処法:早期発見が大切。定期的な健診を受ける。異変を感じたら病院へ。
2.考えられる病気:猫の回虫症
原因と対処法:人にも移るので注意が必要!駆除薬治療が有効。
3.考えられる病気:腸閉塞
原因と対処法:異物の誤飲が多数。その他の病気による場合もあり、早期受診を!
4.考えられる病気:膀胱炎
原因と対処法:細菌によるものであれば抗生剤、尿結石であれば外科手術となる。水飲み場、トイレの環境を整えよう!
この他にもたくさんの病気があります。
腹部のふくらみの他の症状と照らし合わせ、早期の受診をおすすめします!