猫のお腹がパンパン!考えられる原因と対策 その1:子宮の病気
女の子のお腹が膨らむといえば、おめでたければ妊娠ですが、去勢している場合は、子宮の病気が考えられます。
腹部が膨らむ猫の子宮の病気とは?
まず心配なのは「子宮蓄膿症」です。
通常5歳以上の雌にみられます。
発情後の黄体期に細菌が侵入して増殖していきます。
初期症状はなく、徐々に食欲減退やおう吐などが見られ、多飲多尿が多くみられます。
腹部のふくらみもみられ、死に至る場合もある怖い病気です。
早期発見し、手術で取り除くことが重要です。
また「子宮がん」も症状にお腹のはりやしこりが見られる病気です。
その他、食欲減退、元気がない、陰部より出血などもみられますが、初期症状はあまりなく、気づきにくい病気でもあります。
子宮の腫瘍は悪性である確率も高く、他の器官に転移もしやすいので、早期発見が大切です。
健診などが予防対策として有効ですが、子宮摘出術も有効です。
愛猫の異変には早めに気づきいておきたいですね!
【cat】お腹をさわるとペロペロ猫
猫のお腹がパンパン!考えられる原因と対策 その2:猫の回虫症
猫を飼っていると心配なこの病気。
人に移ることもあるので注意が必要です。
手洗いなどはまめに行ってください。
猫の回虫症とは?原因と対処法について
回虫とは成虫はミミズのような虫で、哺乳類の小腸に寄生します。
猫に寄生する回虫は多くが猫回虫です。
猫の体内で卵から成虫へと成長します。
成長すると、その大きさは5~15㎝位になります。
そして成虫が卵を生み、それが排出されどんどん増殖していきます。
猫の症状は腹部のふくらみのほかに、食欲不振や下痢、嘔吐、腹痛などが起こります。
下痢嘔吐に回虫が含まれることもあります。
感染経路は糞便を介しての感染が多く、猫の場合は餌であるネズミなどが感染していた可能性が高いです。
また毛についている虫卵を食べてしまうというのもあるかもしれません。この病気は母子感染を起こします。
しかし母乳感染はしますが、胎盤感染はしません。
治療法としては駆虫薬の投与を何度か行います。
この病気が疑われたら、すぐに病院へ行き、治療を始めましょう。
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