賞味期限切れ缶詰はいつまで安全?食べても大丈夫?
いよいよ賞味期限が切れた缶詰は食べられるかどうかというお話をしたいと思います。
結論から言えば、「問題なく食べられる」んですね。
賞味期限は「美味しく食べられる期限」であり、消費期限のような「期限内のみ安全に食べられる」ものではありません。
また缶詰は製造方法を見ると分かるのですが、缶に食べ物などを密封した後に殺菌するという方法が取られています。
つまり「菌がいなくなった状態」で保存されているので、原則として腐ることはないのですね。
缶詰は正しく保存して缶の破損などもない場合、「10年経っても大丈夫」とも言われるくらい安全な食べ物なんです。
(10年前の缶詰を食べる勇気がある方はそもそも少ないのでは? という前提はさておき)
棚から古い缶詰が出てきた場合もこれで安心ですね!!
……しかももちろん、大丈夫なものにも条件があります。
いくつか注意点があり、それ次第では食べるのを止めておいたほうが良いでしょう。
例えば
・缶が膨張している
・缶が錆びたり腐食したりしている
・缶が歪んだりして穴が開いている可能性がある
など、「密封してある状態」かどうか怪しい缶詰は止めておいたほうが安全です。
膨張している場合は中身が変調してガスが溜まっている場合もありますし、やはり膨張することにより確実に密封されているかどうかは怪しくなっています。
りんごなどの場合は少し注意が必要で、賞味期限が過ぎて長く放置していた缶詰が破裂したこともあるそうです。
内部の酸と缶詰の鉄が反応することが原因なので、膨らんでいる場合は特に注意が必要ですね。
またもちろん「明らかに変色している」「変なにおいがする」場合も止めておきましょう。
微生物などが混入して腐ってきた場合は明らかに色やにおいに変化があります。
一口食べてみて味がおかしいと思った場合も、諦めることをオススメします。
どちらにしても自己判断、自己責任になりますので「無理はしない」「ちょっとでもおかしいと思ったら諦める」ことも大切ですね。
賞味期限切れの缶詰の使い道はある?料理に使える?
「賞味期限が切れて時間が経ったものは諦めもつくけど、きちんと保存されているしまだ半年程度しか経っていないから、せめて何かに使いたい……」という場合もありますよね。
見た目や色・味・においに問題がなくきちんと保管されていた缶詰ならおそらく普通に使っても問題ないとは思いますが、料理の一部としてもう一度熱を通しておくなどしておけばより安心出来る……かもしれません。
たとえばトマトの缶詰だったりしたら、こういった調理に使いやすいですね。
トマト缶レシピ 煮込みハンバーグ トマトクリーム煮 パスタ等
トマト缶は幅広いレシピに対応出来るので、安全だと思った場合は様々な料理に使っていきましょう!
飲み物の場合は、1年以内ならほぼ問題なく飲めたという意見が大半です。
もちろん先程の保存状況は調べ、安全を確認してからにしてくださいね!
・思い切って普通に食べる、飲む
・料理に混ぜて熱を通しておく
どちらにしても食べたからには自分の責任になってしまうので、本当に無理はせずしっかり確認した上で、にしてくださいね!
まとめ
缶詰は基本的にいつまでも食べられるなんて、驚きですよね。
とはいえもちろん、あまりに期間が経ったフルーツ缶や肉・魚類はちょっと手を出しにくいのも事実ですし、やっぱり最終的には「自分の判断次第」にはなってしまいます。
「ちょっとでも違和感を感じたら諦める勇気も必要」ということは忘れず、食べられそうなもの・賞味期限が多少過ぎただけの缶詰なら大丈夫、くらいの認識でいたほうが安全ですね。
つい忘れてしまいがちなので、私は缶詰をある程度見える場所に保管するようにしています。
置き場所を考えるだけでも目にする機会が増えるので、「うっかり賞味期限が切れてしまった!」という回数も減らせますよ。
安心して食べられるかどうか、しっかり見極めてから食べるようにしていきましょう!