<忘年会幹事の方向け>寸志を上司・お客様などからいただいた!寸志とは?
そもそも「寸志」がどういう意味なのかを知らないと、対応することも出来ませんよね。
寸志とは、「少しの気持ち」「こころばかりの贈り物」と言った意味になります。
「ほんの気持ちですが」などの言葉を添えて渡すのが一般的となっている通り、「ちょっとだけですが」「少しだけですが」という意味を含めているのです。
「一寸」などの「寸」ばかりの「志(こころざし・気持ち)」と覚えれば簡単ですね。
「ほんの気持ちを渡す」のですから、目上の人間が目下の人間に渡すのが基本です。
目上の人間に「ほんの気持ち」を渡すのは失礼なので、気をつけておきましょう。
ちなみに「寸志」と「会費」は普通に考えれば別物です。
寸志で会費を含める場合もありますし、別々にいただく場合もあります。
ここはそれぞれの会社の風潮によっても変わりますので、一人で悩むよりは素直に会社の先輩に相談しましょう。
<忘年会幹事の方向け>寸志をいただいたら素直に受け取るべき?
寸志をいただいたら、素直に受け取るのが一般的です。
その上で「お気持ちを頂いた」お返しに、「お志をありがとうございます」と返事するようにしましょう。
先ほどお話した通り「寸志」の意味には「ほんの少し」という意味も含まれます。
ここで「寸志をありがとうございます」と返してしまうと、「ほんの少しをありがとうございます」と言っていることになってしまうのです。
これはどう見ても失礼な返答になってしまっていますよね。
ですから「寸」は抜いて、「お気持ち」「お志」と返すのが常識なのです。
「ご厚志」と言い換えるのも、より丁寧な言葉になるので部外の方などから頂いた場合は良いと思います。
またもちろん、寸志を受け取った場合は忘年会の場で紹介するようにしましょう。
「忘年会開催にあたり、○○部長からお志を頂いております。ありがとうございました」ときちんと全員に紹介し、拍手なども含めて参加者でお礼が出来れば一番ですね。
紹介のタイミングは会社によって違うところもあるので、やはり先輩に相談するのが一番だと思います。
分からない場合・迷った場合はやはり忘年会のはじめ、乾杯をする前に紹介して感謝の意を伝えてから会をはじめるのがベストだと思います。
お酒が入るとどうしても忘れてしまうこともありますし、心を込めたお礼として受け取ってもらえないかもしれませんしね。