全国新作花火競技大会とはどんな花火大会?
長野県・諏訪湖を舞台に繰り広げられる「全国新作花火競技大会」とは、全国の若手花火師さんたちの登竜門と呼ばれ、独創的かつ斬新なアイディアを取り入れた真新しい花火をお披露目し、その技術を競い合う大会のことです。
若手花火師さんたちは、この日の為に精魂込めて花火を創り、長い人は何年もかけてようやく納得のいくものを作り挙げ、大会に挑む人もいるようです。
夏になると大きな花火大会がたくさんありますが、ここで披露されものの中から、いい成績を収めた花火が今後、全国各地で行われる花火大会でも披露されるというような、この大会はそういった新しい花火の発信源の役割も担っていると言えるでしょう。
それを誰よりも早く見ることが出来るのですから、そんじょそこらの花火大会とはちょっとワケが違うということです。
2018.9.1 諏訪湖全国新作花火競技大会 豪華絢爛100連発 4K
見たことがない花火、イメージ、そして音楽が一つの物語を表現しているように、若手花火師たちは「テーマ」を決めて大会に挑みます。
このように斬新で目新しい花火が上がると、会場から「ウォー!!」という歓声が沸き上がり、あちらこちらで評価する声が聞こえてきます。
観客全員が、まるで審査員のようです 笑
全国新作花火競技大会 2017 ミュージックスターマイン 「千本桜・なんでもないや」 [高画質]
全国新作花火競技大会の概要は?
開催日:2023年9月2日(土) ※中止
観覧場所:諏訪市上諏訪温泉 諏訪湖畔
打上場所:諏訪市諏訪湖上
打上数:約18,000発
※ 雨天決行です!
(雨具は傘ではなく、カッパ等をご用意くださいね。)
ここで少し全国新作花火競技大会の歴史を振り返ってみたいと思います。
・第2回(昭和59年) 日本煙火芸術協会会員約30社による新作花火の審査が始まる
・第8回(平成2年) 杜の賑い祭りが「諏訪よいてこ」と「JTB新作花火大会」の並立開催となる
・第11回(平成5年) 祭り「諏訪よいてこ」と分離し、花火大会は独立開催となる
・第12回(平成6年) 「参加者は若手花火師」および「タイトルとイメージ文、イメージソングが付けられた花火という現在の形になる
・第14回(平成8年) 「JTB花火大会」から「全国新作花火競技大会」(花火サミットin諏訪湖96)と改称
通商産業省関東通商産業局長賞および長野県知事賞の授与を開始する
・第18回(平成12年) 副題の廃止により現在の『全国新作花火競技大会』という名称になる
・第22回(平成16年) 優勝者に経済産業大臣賞を授与するようになる
歴史のある大会なんですね。
毎年約70店舗の屋台が並び、新作花火をこの目で見ようと、今年も大勢の人出が予想されています。
この日ばかりは、諏訪市の人口5万人の6倍に値する、30万人の観客が一度に訪れるので、混雑を避けるためには事前に情報を集めて、準備万端にしてから出かける必要がありそうですね。
全国新作花火競技大会には実はもう一つ、競技会と並んで楽しみな名物花火があります。
それは他の花火大会などではあまり見られない、プログラム最後の見どころでもある、湖上の花火「水上スターマイン」です。
湖の上に半円の花火が上がり、それが湖面に映ると、一つの大きな丸い花火に見えます。
スケールの大きさに圧倒されるこの「水上スターマイン」は必見です!
【HD 5.1ch】 2018 諏訪湖 新作花火競技大会 水上スターマイン Kiss of Fire と大会終了後「Lake Suwa New Fireworks Competition 2018」