パリには名所がたくさんあるけど
- 自分で周るのは大変そう・・・
- 多すぎてどこに行こうか迷う・・・
- 効率よくいくつも周りたい!
パリの観光名所を、メトロを使って自分の足で周るのも一つの方法です。初めてのパリなら、メトロデビューは①号線がオススメです。
メトロの乗り方、チケットの買い方は、こちら。
なぜ①号線がオススメなの?
パリの名所、ルーブル美術館、コンコルド広場、シャンゼリゼ大通り、凱旋門、これら全てが①号線の沿線にあります。オランジュリー美術館も①号線沿線上の駅から徒歩圏内にあります。なので①号線は観光に最も便利!!
これはメトロ①号線の路線図です。
それぞれの最寄り駅は
①Palais Royal-Musée du Louvre(パレ ロワイヤル ミュゼ デュ ルーブル)・・・ルーブル美術館
②Tuileries(チュイルリー)・・・オランジュリー美術館
③Concorde(コンコルド)・・・コンコルド広場
④Champs-Élysées-Clemenceau(シャンゼリゼ クレマンソー)、Franklin D. Roosevelt(フランクラン デ ローズヴェルト)、George V(ジョルジュ サンク)・・・シャンゼリゼ大通り
⑤Charles de Gaulle-Étoile(シャルル ド ゴール エトワール)・・・エトワール凱旋門
※シャンゼリゼ大通りは、約3㎞と距離の長い大通りで複数の駅があります。行きたい場所がどの駅に近いか地図で確認しましょう。
こちらをクリックすると拡大地図も表示されます。
地図上⑥:オルセー美術館
ルーブル美術館、オランジュリー美術館から徒歩圏内の距離
観光名所はフリーパスで入れる
①号線沿線に配置する名所をフリーパスで入れるチケットがあります。
施設ごとのチケット売り場に並ばなくてよく、チケット売り場の行列を回避できのが「パリ・ミュージアム・パス」。
パリ・ミュージアム・パスについての詳細、購入方法、利用できる施設についての詳細は、こちら。
①ルーブル美術館
【開館時間】
月曜日 | 9時~18時 |
---|---|
火曜日 | 休館日 |
水曜日 | 9時~21時45分 |
木曜日 | 9時~18時 |
金曜日 | 9時~21時45分 |
土曜日 | 9時~18時 (2019年1月より、第一土曜日は21時45分まで夜間開館) |
日曜日 | 9時~18時 |
2019年1月より、毎月第一土曜日の18時から21時45分の閉館までと7月14日(革命記念日)は、誰でもルーヴル美術館を無料で観覧できます。
【休館日】
1月1日 元日、5月1日 メーデー、 12月25日 クリスマス
【料金】
美術館にて購入:€15(18歳未満無料)
オンラインチケット:€17(待ち時間30分以内で入場できる)
※オンラインチケット購入はこちら
館内マップは言語別で用意
-1階、ピラミッド下の中央案内所にinformationがあり
フランス語、英語、日本語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、オランダ語、ポーランド語、アラビア語、ロシア語、韓国語、中国語の13ヵ国語が用意されています。
館内はとにかく広い!!
ルーブル美術館は複数の階に分かれ、たくさんの展示室をもつ大宮殿です。見学の準備として、館内マップは手に入れましょう!
展示作品は8つの部門に分かれていて色で識別できるようになっています。
例えば、古代エジプト美術部門は緑、絵画部門は赤、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門は青というように。
全ての展示室には番号も書かれています。
この色と番号で現在位置を館内マップや展示室に設置された各案内板で確認することができます。
館内マップには、有名な作品は画像付きで場所が示されているので広い館内でも目指しやすいです。
館内の見取り図は、こちら
館内マップが置かれているinformation階に、それぞれの作品への近道である入り口があり、入り口上部に作品の写真が大きく飾られています。掲示されている写真を探して、そこから入りましょう。
②オランジュリー美術館
【開館時間】
9時~18時
【休館日】
毎週火曜日
5月1日 メーデー、7月14日の午前、 12月25日 クリスマス
【料金】
大人:€15(18歳未満無料)
割引:€6.5(EU圏国籍者以外の18~25歳)
17時以降の入場(全員対象)
毎月第一日曜日は、誰でも無料で観覧できます。
オランジュリー美術館といえば「モネ・睡蓮」
オランジェリー美術館には印象派とポスト印象派が展示されていますが、中でも人気なのがクロード・モネ作「睡蓮」です。
美術館のもとの姿は、チュイルリー宮殿のオレンジ用の温室でした。第一次世界大戦の勝利を記念して、モネからフランス国家に寄贈され、この作品を収める為に美術館は造られました。
モネ作「睡蓮」は8点からなる連作で、現在展示されている部屋は特別に造られた展示室です。楕円形からなる大広間が2部屋あり、その壁いっぱいに展示されています。
③コンコルド広場
チュイルリー公園とシャンゼリゼ大通りの間にあるオベリスク(記念碑)が建つ大広場。
フランス革命中には、ルイ16世やマリー・アントワネットへのギロチン刑が行われた場所でもあります。広場の中心に建つ柱は、エジプトのルクソール神殿から運ばれてきたもので、オベリスク(古代エジプト期に製作され、神殿などに立てられた記念碑(モニュメント)の一種)と対の「クレオパトラの針 (Luxor Obelisk)」です。
コンコルド広場からはエッフェル塔も見ることができ、クレオパトラの針とコラボ写真が撮れる写真スポットにもなります。
タイで見かけるアレで観光スポットをスイスイ♪
タイの街でよく見かけるトゥクトゥク。形やカラーをオシャレに変えて色々なバージョンでパリの街中を走っています。コンコルド広場⇒凱旋門:€25
料金はちょっと高めです・・・
これも旅の思い出!と思いパリで乗ってみました。
パリの街並みを見ながら観光スポットまで行けてとても便利です。タクシーとは違って窓のない開放的な状態で乗っているので、風を感じ案外乗り心地も良い♪
④シャンゼリゼ大通り
トゥクトゥクに乗ってシャンゼリゼ大通りを走り抜けます。コンコルド広場から凱旋門まで全長約3㎞続きます。パリ市内で最も美しい通りとされているだけあり、両サイドの植え込みはとても綺麗に生い茂っています。【シャンゼリゼ大通りのイベント】
- 毎年7月14日の「パリ祭(パリさい)」の日には、ヨーロッパ最大の軍隊パレードが開かれる。
- 1975年以降、自転車レース「ツール・ド・フランス」の最終ステージのコースおよびゴールとして使われている。
- 毎年12月31日には歩行者天国となり、新年を祝うイベントが行われる。
⑤エトワール凱旋門(凱旋門)
高さ50m、アウステルリッツの戦い(ロシア・オーストリア連合軍を破った戦い)に勝利した記念に1806年、ナポレオン・ボナパルトの命によって建設され1836年完成。「凱旋門」自体は戦勝記念碑を意味しており、パリだけでも多数存在します。
日本で「凱旋門」と言われているのは、このシャルル・ド・ゴール広場にある凱旋門「エトワール凱旋門」のことを指します。
【開館時間】
4月1日~9月30日:10時~23時
10月1日~3月31日:10時~22時30分
【休館日】
1月1日 元日、5月1日 メーデー、5月8日の午前、7月14日の午前、 11月11日の午前、12月25日 クリスマス
【料金】
大人:€12(18歳未満無料)
割引料金:€9(EU圏国籍者以外の18~25歳)
18歳未満、18歳~25歳までのフランスまたはEU圏在住の方・・・無料
凱旋門への行き方
写真は「グランド・アルメ通り」側からの凱旋門。
凱旋門を中心に、シャンゼリゼ通りを始め、12本の通りが放射状に延びていて360度道路に囲まれている為、地下通路からしかいけません。
シャンゼリゼ大通り沿いからアクセスでき、地下通路入り口があります。シールが貼られすぎて分かりにくいですが「ARC DE TRIOMPHE(凱旋門)」と書かれた看板が立っています。
「ARC DE TRIOMPHE ACCES」と書かれた地下通路へ
地下通路の中は分かれ道もなく真っすぐ行くだけです。
左手にチケットオフィスが出てきます。これは当日券を購入する方のチケットオフィスなので、「パリ・ミュージアム・チケット」を持っている場合は、チケットオフィス右側の通路で外へ出る階段があるのでそちら側へ行ってください。
チケットを持っていない方は、凱旋門ではここ以外チケットを購入できないので、ここで並んで購入してから地上へ上がってください。
凱旋門への登り方
地上へ上がると左手に凱旋門の入口があります。ここでセキュリティチェックを受けて入場します。
優先レーンはない為、ミュージアムパスを持っていても当日券を購入した方と同じ列に並んでセキュリティチェックを受けます。
階段上り口付近でチケットを提示したら、凱旋門の屋上までは螺旋階段で登ります。エレベーターは設置されていますが、車椅子利用者・身体障害者のための専用エレベーターのみです。
門の内側も見どころ
門アーチ内側には彫刻と、左右の柱には名前が刻まれたプレートが多数。これは、フランス革命時代の将軍の名前が刻まれていて、下線が引かれた将軍は戦死したことを表しています。
無名戦士のお墓
エトワール凱旋門の下には、第一次世界大戦で戦死した無名戦士の墓があります。戦死した150万人以上の兵士の中から身元の分からない兵士を1人埋葬しました。
現在でも18時30分には、戦士たちへの追悼の意が込められた炎が照らされます。
ギリシャ・アテネのシンタグマ広場 にある国会議事堂正面に同じ「無名戦士の墓」がありました。 ※詳細はこちら
⑥オルセー美術館
1900年のパリ万国博覧会開催に合わせて、オルレアン鉄道によって建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルを改装して1986年、オルセー美術館が開館。
印象派の作品が多く展示されていますが、有名なのは
- ミレー『落穂拾い』
- ゴッホ『自画像』
- マネ『オランピア』
- マネ『草上の昼食』
- ゴーギャン『タヒチの女』
- ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』
原則、2月革命のあった1848年~第一次世界大戦が勃発した1914年までの作品を展示することになっており、それ以前の作品はルーヴル美術館で展示されることになっています。
【開館時間】
9時30分~18時(木曜:9時~21時45分)
【休館日】
毎週月曜日
5月1日 メーデー、 12月25日 クリスマス
【料金】
大人:€14(18歳未満無料)
割引料金:€11(EU圏国籍者以外の18~25歳)
木曜以外は16時30分以降の入館・木曜日は18:00以降の入館
毎月第一日曜日は、誰でも無料で観覧できます。
18歳未満、18歳~25歳までのフランスまたはEU圏在住の方・・・無料
まとめ
メトロ①号線沿いは、パリの有名観光スポットが目白押しです。徒歩圏内でいけるスポットばかりですが、エトワール凱旋門が少し離れているので、メトロもしくはパリで流行っているトゥクトゥクに乗るのも旅行の思い出の1つとして良いです。
シャンゼリゼ大通りは約3㎞続き両サイドにはお店がひしめき合い、カフェもあるのでショッピングしながらカフェで休憩。カフェはテラス席のあるオシャレなお店が多いのでパリの人達に混じって休憩し、パリを楽しむのもありですね。
各スポットで入場チケットが必要になり、チケットを購入するだけでも混雑します。行列を回避するためにも、何ケ所か周る方は「パリ・ミュージアム・パス」を購入しておくと行列に並ばずに済みおオススメ。時間短縮した分で観光スポットを周ったり、鑑賞時間を長くしたりできます。
メトロも乗りこなして自身で自由に散策してみましょう。