那須烏山市の夏といえば!「山あげ祭」どんなお祭り?
山あげ祭は、国の重要無形民俗文化財にも指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録された有名なお祭りです。
450余年の伝統を持つこの祭りの見所は、上演場所を変えながら行われる移動式の野外歌舞伎です。
歴史
永禄3年(1560年)時の烏山城主が、疫病防除・五穀豊穣・天下泰平を祈願し烏山に牛頭天王を新たに慎んで安置しました。
奉納の余興として、はじめは相撲や神楽獅子が行われていましたが、やがて江戸歌舞伎が盛んになり、常磐津所作が流行しました。
常磐津所作とは浄瑠璃の一派です。特に江戸歌舞伎との関係が深く、所作事の語りを担当しました。
それをきっかけに常磐津所作を奉納余興として行うようになり、
今日のような全国でも類例を見ない華やかな野外歌舞伎となり、
昭和54年2月には国の重要無形民俗文化財に指定されました。
山あげ祭 開催概要
開催日程:2023年7月21日(金)~7月23日(日) ※毎年7月の第4土曜日を含む金土日
開催場所:那須烏山市内(烏山市街地)
来場人数:2017年12万人
事業実施の有無
シャトルバスの運行 | 有(烏山小学校↔栃木銀行)※土日のみ運行 |
桟敷席の設置 | 有 一般席 1,000円(開演の約1時間前から公演場所付近で販売します) 特別席 5,000円※特別席について ・23日 13時半からの1公演のみ(20席限定) ・事前予約のみ(予約申込先:市商工観光課 0287-83-1115) ・山あげ祭で使用する道具類の説明がありますので、開演の1時間前(12時半)に山あげ会館前にお集まりください。 |
フォトコンテスト | 有(応募締切:2023年8月31日消印有効) |
山あげ俳句全国大会 | 有(投句期間:2023年7月1日から9月30日まで) |
イートスペース | 有 |
露店街 | 有 |
関連HP:
烏山の山あげ行事「山あげ祭」(平成28年7月22日、23日、24日)
アクセス
公共交通機関:JR烏山線烏山駅から徒歩約10分。
シャトルバスの運行(烏山小学校↔栃木銀行)※土日のみ運行
車:東北自動車道宇都宮ICから約50分。北関東自動車道宇都宮上三川ICから約50分。常磐自動車道那珂ICから約60分。
駐車場:約1,000台
※祭典期間中は大変な混雑が予想されますので、公共交通機関のご利用をお勧めします。
また、山あげ祭奉納余興開演場所付近については、車両の通行規制が実施されますので、あらかじめご了承ください。
地元の人にとってお祭りの意味は?
当番町になった町内は、他町に負けない特色ある祭りにするため、約1年かけて準備するそうですよ。
山あげ祭を取り仕切るのは当番町。6町が一年交代制で担います。
舞台装置は当番町毎でそれぞれの趣向を凝らし細工を作り上げます。
この代々続いてきた山あげ祭りにかける地域の人々の情熱とお祭りを楽しむ心意気が、見事な芸術として見るものの心を打つのです。
山あげ祭の見どころ!「山あげ」って何のこと?
「山あげ」って何?
山あげ祭の「山」とは、網代状に竹を組んだ木枠に烏山特産の和紙をいくえにも貼り、その上に山水を描いた「はりか山」の事です。
「山」を人力であげる事から、「山あげ」と呼ばれています。
「山」は舞台背景としてあげられ、舞台から道路上約100メートルの間に、100名ほどの当番町若衆が一糸乱れることなく舞台、座敷等を瞬く間に遠近よく配置していきます。
「山あげ」のみどころは?
10メートルを越す山水の描かれた「はりか山」を人の手であげる様は、見る人を圧倒します。
「山あげ祭」が重要無形民俗文化財に指定されているのは準備作業も含めたものなので、開園約30分前の準備風景から見てください!
一糸乱れぬ団体行動によって屋台を舞台に早変わりさせるところがみどころですよ。
【公式】 山あげ祭PV short ver. 「yamaage」【那須烏山市】