広島の夏といえば「宮島管絃祭」!どんなお祭り?
貴族の遊びであった管弦遊びと言われてもどのようなものか分からない方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは動画で宮島管絃祭の雰囲気を見てみましょう。
2016宮島厳島神社・管弦祭①
遠くから撮影されている部分もあるので分かりやすい動画ですが、見ているだけでも華やかな、優雅な神事であることが分かりますね!
「管弦遊び」とは池や河川などに船を浮かべて管弦を合奏するという優雅な遊びで、平安時代の都の貴族達が楽しんでいたものです。
一方厳島神社は平清盛が崇敬し今の姿に造営したものであり、平清盛が都で行われていた管弦遊びを、厳島神社の祀神を慰める神事として執り行うようになったのがはじまりです。
厳島神社は当時島全体が「神」と認識され、人が住む場所ではありませんでしたが、鎌倉時代以降は人が住むように変化してきました。
そのため当初は対岸の地御前神社から厳島神社まで管弦船で合奏していましたが、鎌倉時代以降は厳島神社から管弦船が出御するようになり、今の姿へとなったのです。
管弦船は和船を3艘並べて1艘とし、違う3艘の船で曳きながら巡航しますがこれは現在の姿であり、かつては1艘のみで航行していました。
管弦船には、「元禄時代に管弦船が暴風雨に遭い転覆しかけていたときに停泊していた鯛網船と伝馬船が救助した」という歴史があります。
その結果鯛網船の持ち主の村「阿賀村」、伝馬船の持ち主の村「江波村」が管弦船を曳くようになったのです。
開催概要
令和5年宮島管弦祭
開催日時:2023年8月3日(木)16:00~ ※旧暦6月17日
場所:嚴島神社及びその周辺の摂社
予定時刻(※変更後)
発輦祭[はつれんさい]・・・16:00
御本殿出御・・・17:00
大鳥居前の儀・・・17:40
火立岩[ほたていわ]・・・ 19:00
地御前神社・・・20:20
長浜神社・・・21:40
大元神社・・・22:30
火焼前[ひたさき]・・・23:10
客神社前・・・23:30
御本殿還御・・・24:00
※潮位の関係により、当初予定から約1時間遅れで執り行われます。
宮島管絃祭は旧暦の6月17日に執り行われるため、別名を「十七夜祭」などとも言われています。
しかし船の神事であるため潮の干満は重要で、大潮の日に行われるように調整されるようになりました。
従来だと16時開始ですが、昨年から1時間早く15時から執り行われる予定なので、毎年通われている方もお間違えないよう注意してくださいね。
15時から発輦祭がはじまり、終わりの「御本殿還御」は23時と、かなり遅い時間まで行事が続きます。
しかしこの華やかな行事を見ようと地元の方はもちろん遠方からも人が訪れる人気行事で、地元の方にとっても大切なんですね。
夕方からの行事ですので車で向かわれる場合は少し早めのお昼頃に移動し、観光などを兼ねながら待つことをおすすめします。
車も電車も夕方前からはじわじわ混雑が始まりますので、余裕を持った移動を心がけておきましょう!
関連サイト:
宮島管絃祭を船の上から見学できるって本当なの?
宮島管絃祭は深夜まで続く神事で、夜の日が沈んだあとの幻想的な雰囲気も魅力です!
このような幻想的な管絃祭ですが、例年ならまるで平安時代に迷い込んだかのように船の上から見ることが出来るんです。
2016宮島厳島神社・管弦祭⑦「長浜神社」
管絃船の渡御を船から見よう。
全2コース。まずは電話でのご予約(6/5から受付開始)をお願いします。
開催日 | 令和5年8月3日(木) ※雨天決行 |
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コース | Aコース(参加費 : 大人2,500円、小人1,500円) |
Bコース(参加費 : 大人3,000円、小人2,000円) | |
お申込 | お電話にてお願いします。 ※令和5年は6月5日(月)9:00~受付開始 一般社団法人宮島観光協会 TEL : 0829-44-2011 お電話で予約の上、参加費を「お振込」「現金書留」「郵便小為替」いずれかの方法で御送金下さい。ご入金が確認でき次第、参加券をお送りいたします。 ■現金書留、郵便小為替で送金する場合の送り先 |
宮島観光協会サイト: