出雲大社の11月といえば「神在祭」!神在祭とは?
神在祭は、旧暦の10月の神在月と呼ばれる期間に行われる神事です。
全国の神様が出雲大社に集まるとされています。「
神在月は旧暦の10月で、神在祭は、旧暦の10月10日から10月17日に開かれます。
旧暦のため開催日が毎年異なるのですが、2023年は11月22日(水)~11月29日(水)まで開催されます。
この期間中には、出雲大社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」、全国に神様たちを送る「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。
出雲大社の主な「神在祭」スケジュール(2023年)
・神迎神事 一般の方の見学・参列はご遠慮ください
・神迎祭 一般の方の参列はご遠慮ください
・神在祭 11月23日は関係者のみ参列
・縁結大祭 一般の方の参列可(お申し込みされた方のみ・定員各日1000人)
・神等去出祭 一般の方の参列はご遠慮ください
・夜神楽祈祷 一般の方の参列が可(定員各日260人)
行事 | 日時 | 場所 |
神迎神事・神迎祭 | 11月22日(水)19:00~ | 稲佐浜~出雲大社神楽殿 |
神在祭 | 11月23日(木・祝)10:00~・27日(月)10:00~・29日(水)10:00~ | 出雲大社御本殿 |
縁結大祭 | 11月27日(月)10:00~・29日(水)10:00~ | 出雲大社御本殿 |
神等去出祭 | 11月29日(水)16:00~ | 出雲大社拝殿 |
夜神楽祈祷 | 11月23日(木・祝)~11月28日(火)17:00~ | 出雲大社神楽殿 |
第二神等去出祭 | 12月8日(金) | 出雲大社御本殿 |
※観光イベントではありませんので、観客席等はございません。
※神迎神事の際、稲佐の浜には、神様の通り道に真菰が敷いてあります。真菰の上を歩かないよう、ご注意ください。また、神事の最中のフラッシュによる撮影は、神事の妨げとなりますので、お控えください。
交通情報もチェック!
ちなみに、祭り期間中は交通規制が実施され、拝殿周辺も一年でも最も混雑します。
例年、18時半から29時までの時間で、県道大社日御碕線の宮内交差点西側~稲佐の浜の区間にて交通規制がしかれるので、車で行かれる際は注意してくださいね。
関連サイト:
出雲大社 公式サイト:
神迎祭(かみむかえさい)のスケジュール
まず、2023年は11月22日の19時から「神迎祭」として、稲佐の浜で神迎神事が行われ、出雲大社まで高張提灯が並ぶ「神迎の道」を通って、奏楽が奏でられる中を参拝者が行列をなして進みます。
出雲大社の神楽殿にて国造以下全祀職の奉仕がある「神迎祭」が執り行われ、神々は旅社に鎮まられます。
神迎神事に参加すると、神迎御幣がもらえるそうですよ。
神在祭(かみありさい)のスケジュール
神在祭は、11月23日(木・祝)10:00~・27日(月)10:00~・29日(水)10:00~ ご本殿で行われます。
ただ、このお祭りは一般参加不可なので、見ることができません。
神様が会議をしているので、邪魔しないように地元の人は楽器を弾かずに、家の建築を控えて、静粛を心がけるそうです。
毎年、大人気なのが、御本殿で行われる縁結大祭で、11月27日(月)10:00~・29日(水)10:00~に本殿で行われます。
良縁や福縁を得られる祈祷とあって、人気があるため定員制です。
神等去出祭(からさでさい)のスケジュール
「神等去出祭」が11月29日(水)16:00~拝殿で行われ、神様を送る送別会として、会議が無事に終わったことを祝うそうです。
そして、神様たちはそれぞれの地域に戻られるそうです。
日本の祭り 出雲大社の神迎祭
神在月があるということは、神無月もあるの?
毎年、旧暦の10月になると、全国の神様が出雲大社の大国主大神の元に集まると言われています。
そのため、10月のことを「神無月」と呼ぶそうです。
ですが、全国の神様が集まる出雲では「神が集まる月」なので、「神在月(かみありづき)」と呼びます。
そのため、出雲には神無月は存在しないことになりますね。
さて、この「神在月」には、出雲大社では神様たちによる「神議(かみばかり)」という会議が行われるそうです。
この会議で話し合われるのは、「すべてのものの縁を結びつける」というもので、男女の縁や人の縁、金や仕事の縁などをどのように結びつけるかが決められるそうです。