ガイ・フォークス・ナイト(ガイ・フォークス・デイ)2023!みどころガイド!

11月のお祭り
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ガイ・フォークス・ナイト(ガイ・フォークス・デイ)とはどんなお祭り?

11月という寒い季節に行われる花火のイベント「ガイ・フォークス・ナイト」、まずはどのような雰囲気で行われているのか動画を参考に見てみましょう!

2012年ガイフォークス!ロンドンの花火大会

次々に花火が打ち上がり盛り上がる観客……と、日本での夏の花火大会と雰囲気は大分重なる印象ですね!

イギリスでは花火の打ち上げは11月のガイ・フォークス・ナイトというのが定番で、冬の風物詩のひとつになっているほどです。

しかしこのように盛り上がる楽しいイベントであるガイ・フォークス・ナイト、実はその歴史を見てみるとびっくりする内容となっています。

ガイ・フォークス・ナイトがはじまるきっかけとなった事件があったのは約400年前、イギリスでは宗教の対立が深刻になっていた時代でした。

ジェームズ一世が出した英国国教会の護持の宣言を受けた一部のカトリック教徒たちが、当時の権力者が集まる国会議事堂を爆破するテロを計画し、その実行予定日が11月5日だったんです。

しかし国会への出席を予定していた一人に「爆弾が仕掛けられている可能性があるから当日は議会に近づかないように」という手紙が届き、これによってテロを事前に察知されることになります。

テロの可能性はジェームズ一世の耳にも入り、そのため議事堂内に多くの衛兵が送り込まれてテロは失敗に終わり、逮捕された唯一の男性「ガイ・フォークス」だったんです。

ガイ・フォークスは拷問を受けた後に死刑宣告を受け、処刑後は見せしめのために生首が国会議事堂の屋根につるされた……と、明るいイベントのきっかけとしてはあまりに凄惨なものだったんですね。

ではどうして今のような形になっていったのかというと、このテロがあった翌年、11月5日を花火とかがり火で国家の平和を願う日として祝日に制定されたからです(現在はこの法律は廃止となっています)。

しかし当初は市民がガイ・フォークスに似せて作った人形を街中引きずり回し、さらにその人形をかがり火で燃やしたあとに花火を打ち上げて平和を祝うという内容でした。

現在は民間レベルでは焚き火なども残っているものの、基本的には失敗した爆破を模した花火だけ上げるというものにかわっていて、平和を祝う日らしくなっています。

ガイ・フォークス・ナイトは現在ではイギリスの冬の風物詩として各地で花火大会が行われる楽しい日となっています。

観光客も含め地元の方もたくさん花火を楽しむ日なので、ぜひ機会があればガイ・フォークス・ナイトで花火を楽しんでみましょう!

ガイ・フォークス・ナイトのみどころ3選! その1:ルイスのかがり火

ガイ・フォークス・ナイトではかがり火の風習は消えて花火のみになりつつありますが、ルイスという街では燃え盛るトーチを持って練り歩く仮装した街の人を見るなど、まるで映画の世界に入り込んだかのような雰囲気を楽しめます。

運ばれるガイ・フォークスの人形も合わせてみんなが仮装している街中はなんとも言えない雰囲気に包まれ、そして最後はやっぱり花火で締められるんですね。

あちこちで爆竹の音などもひびくために念のために耳栓を、そして寒い季節なので防寒具もしっかり用意して、ぜひ一度その雰囲気を体験してみてください!

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