ゲンジボタルとヘイケボタルの違いは?ホタルは捕まえてもいいの?
日本でよく見られるホタルとして有名なのはゲンジボタル、そしてヘイケボタルですが、ヘイケボタルは南西諸島以外の日本、そして朝鮮半島や中国の東北部などに生息しています。
発光パターンが複雑であるのが特徴で、光ってから次に光るまでの間隔がおよそ1秒であることなど、違った特徴があります。
【自然観察】ゲンジボタル ヘイケボタル 光り方の違い
ヘイケボタルの生息はよく分からない部分もあり、越冬地などは実は知られていません。
また水が止まっている場所や流れの少ない河川にも生息しているので、多少の水の汚れなら適応出来ているのも特徴です。
ちなみにヘイケボタル、昔は「コメボタル」と呼ばれていて、ゲンジボタルと分かりやすくするために源平合戦から「ヘイケボタル」と名付けられたという経歴もあります。
どちらにしてもホタル観賞の注意点として先程お話した通り、ホタルはむやみに捕まえて良いものではありません。
見つけたとしてもありのまま、自然のままの姿をゆっくり鑑賞し、光を当てたり持ち帰ったりしないようにしてくださいね。
東京から電車でいける!ホタル鑑賞で有名なスポット3選!
東京でもホタル観賞が出来るとお話しましたが、東京、そして関東近郊でホタル観賞が出来るスポットについてもいくつか紹介していきたいと思います!
夕やけ小やけふれあいの里
童話の「夕やけ小やけ」のモデルとなった場所で、ここでは毎年6月の上旬から下旬にかけて「ホタルの夕べ」として特別夜間営業が行われています。
■ホタルの夕べ
開催日:令和6年6月8日(土)~23日(日) 午後6時~午後8時45分
観賞料:大人200円・子ども100円
申込:不要、直接会場へ
2,500匹ほどのホタルが幻想的に飛び交う姿をゆっくり楽しめることが出来る場所として有名です。
混雑情報もあまりなくゆっくり鑑賞することが出来と思われますので、ぜひ夕やけ小やけふれあいの里でホタルを鑑賞してくださいね!
公共交通機関:京王高尾駅・JR高尾駅北口から、西東京バス陣馬高原下行きで約30分「夕焼小焼」下車。
車:中央自動車道八王子インターから国道16号および20号を経て、追分交差点から陣馬街道を約30分。圏央道八王子西インターから川原宿交差点を経て陣馬街道10分。
駐車場:200台(無料)
※週末は駐車場及び周辺の道路が大変混み合います。駐車場に限りがございますので、出来るだけ平日のご来園、又は公共交通機関をご利用ください。尚、駐車場待ちをされると近隣の住民の方のご迷惑となりますので、駐車場が満車になった時点でゲートを閉鎖しお帰りいただきます。ご理解とご協力をお願いいたします。
※土曜日は西東京バスさんのご協力により、当園21時発の臨時便を運行していただける事になりました。是非ご利用ください。
夕やけ小やけふれあいの里 公式HP:
ホテル椿山荘東京
古くから椿の自生地として「つばきやま」と呼ばれて来た地にあります。
明治期に山縣有朋がこの地に邸宅と庭園を造り「椿山荘」としたのが始まりです。
第二次大戦を経て、藤田興業創業者・小川栄一が大規模な復興に着手しました。
現在では広大な敷地内に3棟の建物が立ち、チャペルや庭園内神殿、三重塔のある美しい庭園が広がっています。
有形登録文化財の茶室をはじめ、庭園内には多くの史跡や由緒ある建物が点在し、四季折々の散策も楽しみです。
5月中旬~7月上旬のホタル観賞もおすすめです。
令和6年(2024)「ほたる観賞の夕べ」開始から70周年を迎えます。
ホタル観賞情報
時期/時間:2024年5月中旬~7月上旬 ※変更の場合あり/19時30分頃(日没後、暗くなってから)~ ※気象状況等により見られない場合あり
観賞エリア:庭園内、ほたる沢周辺
ホタルの種類:ゲンジボタル(自社施設にて飼育)
ホタル祭り
イベント名:ほたるの夕べ ディナービュッフェ
開催期間:2024年5月17日(金)~6月30日(日) ※特定日開催。また食事会場からのホタル観賞は不可
料金:大人1万4500円(公式サイトWEB予約は1万3500円)、金~日曜は1万6500円(公式サイトWEB予約は1万5500円)、小学生6800円(公式サイトWEB予約は6500円)、幼児(3歳~未就学児)4200円(公式サイトWEB予約は4000円)
問合先:03-3943-548910~19時/イベント予約センター
ガイド付き観賞会
開催日時:2024年5月31日(金)、6月8日(土)/【事前申込み】必要(該当の宿泊プラン「ほたる満喫ステイ」で予約)
内容:ホテルスタッフによるほたるの講演(60分間)、宿泊日の園庭でほたる観賞(各自)
ホタルを守る活動
庭園内で飼育、水質管理に気を配っています。
スポット情報
住所:東京都文京区関口2-10-8
問合先:03-3943-1111/代表
入園・入館料:無料※ホテル施設利用者のみ案内
営業時間:日没~23時
定休日:無休
駐車場:あり/400台/有料(要問合せ)
公式サイト
参照サイト:
おとめ山公園
おとめ山公園は新宿区にある公園で、こちらは都心ですが「東京の名湧水57選」の一つであるほどの貴重な場所でもあります。
そんなきれいな湧水を利用してホタルの飼育を行い、毎年7月上旬ころに蛍舎を歩いてホタルが光飛び交っている姿を見ることが出来るんです!
おとめ山公園の「ホタル鑑賞会」
開催日:2024年6月29日(土) 30日(日)
毎年7月上旬頃に2日間にかけて東京都新宿区にある「おとめ山公園」において開催される地元でも有名なイベントです。
またこちらでは「ヘイケボタル」が見られるというのも魅力で、よく見る光り方とは違ったヘイケボタルを一度みたいという方がたくさん訪れます。
ホタル観賞は18時頃から整理券を配布、19時頃から鑑賞ではありますが、やはりホタルの生育状況によって鑑賞会が中止になることもあるのでご了承ください。
公共交通機関:西武新宿線下落合駅から徒歩10分。JR高田馬場駅から徒歩10分。東京メトロ東西線 高田馬場駅から徒歩10分。西武新宿線「高田馬場」徒歩10分。
公園内に駐車場はありません。近隣の駐車場をご利用ください。
東京の名湧水№2「おとめ山公園」2022年5月
おとめ山公園 公式HP:
参照サイト:
まとめ
ホタルの種類の違いや光り方の違い、そして生息環境など、ぼんやりと知ってはいても実際に調べてみると驚くこともありますね。
ホタルは自然にいる姿を簡単に見られることは少なくなりましたが、今回ご紹介したように鑑賞会などで遠くまで行かずとも楽しむことは出来ます。
ぜひ一度お近くのホタル観賞会などをチェックし、自然のやさしい光が飛び交う姿をご覧になってくださいね!