部活顧問がパワハラ・体罰をしている疑いが!対処法や相談先は?

中学校
記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

部活動顧問がパワハラ・暴力・体罰を行っているという噂・・・指導との境目は?

とかく昭和生まれの大人は、「自分たちの頃の部活では叩かれもしたが、その分奮起して結果に繋げることができた。当時は辛かったが今は顧問には感謝している。」と言われる方も多いことでしょう。

でもその頃とは、子供たちが育つ環境は著しく異なっている現状を理解しているのでしょうか?

体罰などの暴力行為は、明らかに行き過ぎた行為として処罰されるべきものです。

しかしながら、学校・部活動における優位性を背景とした顧問の暴言などによるパワハラは、受け身の生徒にとっては、“部活動を続けたい”という気持ちと混在して、
“どう対処するべきか?” “ガマンするしかないのか?”などの悩みとの狭間で葛藤し続けなければなりませんよね!!

「死ね!バカ!」これが指導?

2016年放送の「NHKクローズアップ現代+」で、為末大さん(元プロ陸上選手)と内田良さん(名古屋大学大学院准教授)のコメントで、印象的だったのが“なぜ顧問が暴言を吐くのか?”ということでした。

内田さん

①専門的な指導ができない時に、つい暴力や暴言に頼ってしまう。

②専門的な指導ができるにもかかわらず、根性論でつい指導してしまう。

部活動において過酷なハラスメントを乗り越えてこそ成長できる!といった空気がある。

為末さん

成長に厳しさは必要だと思う。

ただ、自分で選んだ厳しさと、向こうからやって来てただ耐える!という厳しさがあり、後者は、成長にはつながらない。

自分でちゃんと選んで、厳しいんだけどそこで頑張る!っていうのが大事なんじゃないかと思う。

顧問によるパワハラには、指導力不足も背景にあるようで、生徒がその指導内容に納得できていないまま、顧問からの一方的な押しつけになってしまっていることも要因だと考えます。

生徒が納得して成長しようとする姿勢があってこそ、多少それが厳しくとも支持される指導なのだと思います!!

顧問or生徒、一方の言い分だけで善し悪しの判断をするべきではなく、意見交換しあえる状況をつくり、より良い方向性を見つけることが大切なのではないでしょうか?

部活動顧問のパワハラはどうやって証拠をつかむ?

保護者等が子供に成り代わって立証する!

部活動中の子供に証拠をとってこい!というのには少々無理がありますから、ここは保護者が普段の部活動の状況を直接見に行くことをお薦めします。

必要であれば、顧問が暴言を吐いている様子をビデオ撮影するなど、また、ICレコーダー等による録音や他の部員たちの証言をとる方法もあります。

普段の練習の場に、保護者が度々顔を出すだけでも抑止力につながる可能性もありますね。

タイトルとURLをコピーしました