猫が主人公のおすすめ小説4作品! その3:きりこについて
○本のタイトル きりこについて(西加奈子著)
○発売日 2009年4月30日単行本発行
○あらすじ
小学校の体育館の裏できりこが見つけた黒猫「ラムセス2世」はとても賢くて、大きくなるにつれて人の言葉を覚えていきます。
きりこは5年生の時に好きな男の子に「ぶす」と言われてから引きこもるようになります。
ラムセス2世は猫の基準ではきりこがどれだけ素晴らしいかを話して聞かせ、やがてきりこは外に出る決心をします。
○おすすめポイントなど
中身も容れ物も両方自分。
そう言い切れる人間にはなかなかなれないかもしれないけれど、きりこの生き方に勇気をもらった人は多いのでは。
数々の名言が散りばめられていて西加奈子ワールド炸裂です。
猫が主人公のおすすめ小説4作品! その4:かのこちゃんとマドレーヌ夫人
○本のタイトル かのこちゃんとマドレーヌ夫人(万城目学著)
○発売日 2010年1月27日新書発行
○あらすじ
小学校一年生の女の子「かのこちゃん」は年老いた柴犬の玄三郎とアカトラの猫マドレーヌ夫人と暮らしています。
元気で優しいかのこちゃんの活躍や成長、マドレーヌ夫人の大冒険、犬の玄三郎と猫のマドレーヌ夫人との夫婦愛。
ちょっぴり不思議なファンタジー作品です。
○おすすめポイントなど
かのこちゃんの一年生らしい日常が楽しくてほんわかします。
猫から見た人間世界の描写も面白いです。
あたたかい気持ちになれる物語ですが、出会いと別れが切なくてしんみりと心に残る作品です。
まとめ
・猫が主人公のおすすめ小説4作品! その1:旅猫リポート(有川浩著)
飼い猫のナナを手放さなければならなくなった悟が新しい飼い主をさがすための旅に出る物語。切ないけれど温かい気持ちになれる作品です。
・猫が主人公のおすすめ小説4作品! その2:ブランケット・キャッツ(重松清著)
使い慣れたブランケットとともに2泊3日の契約で貸し出される「ブランケット・キャッツ」とブランケット・キャットを迎え入れた人たちの7つの物語。ブランケット・キャットたちが問題を抱えた人たちの心に変化をもたらします。
・猫が主人公のおすすめ小説4作品! その3:きりこについて(西加奈子著)
好きな男の子に「ぶす」と言われてから引きこもるようになったきりこは飼い猫「ラムセス2世」のおかげで外に出ることができるようになります。きりこの生き方やラムセス2世の言葉に勇気がもらえる物語。
・猫が主人公のおすすめ小説4作品! その4:かのこちゃんとマドレーヌ夫人(万城目学著)
小学校一年生の女の子「かのこちゃん」と柴犬の玄三郎、アカトラの猫マドレーヌ夫人たちが織り成す不思議なファンタジー作品。あたたかくてしんみりと切ない心に残る物語です。
どの作品の猫たちもみんな魅力的で、ほかの動物では成り立たないお話ばかりです。
あたたかい気持ちや勇気をもらえる素敵な作品ばかりなので、ちょっぴりお疲れ気味のあなたにもおすすめです!
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