銀杏拾いのポイント!どんな銀杏を拾えばいい?注意点は?
銀杏拾いをする上でいくつか気を付けなければならない点があります。
持って行く道具
■ゴム手袋
銀杏の皮は強アルカリ性で、素手で触ると赤く腫れたり、湿疹ができることがあります。
厚いタイプだと細かい作業がしづらいので、薄手のゴム手袋を持って行きましょう。
■チャック付きの袋
普通のビニール袋でも持って帰れますが、電車やバスでニオイが漏れて、周りの人に迷惑がかかります。
拾った銀杏はジップロックなどの密閉できる保存袋に入れましょう。
銀杏拾いの注意点
写真は、オスの葉です。
最低限下記のことに気を付けて銀杏拾いの場所を選びましょう。
■拾う場所にメスの木があるか?
銀杏はメスの木にしか生りません。
街路樹などはニオイや手入れのしやすさから、オスの木しか植えていないところもあります。
オスメスの判断は、葉っぱの形で判断できます。
オスの葉は真ん中が裂けていて、メスの木は繋がっています。
写真は、メスの葉です。
■拾っても大丈夫な場所か?
公園や街路樹から落ちた銀杏は基本的に拾っても大丈夫です。
ただし、学校や個人の所有地に生えているものはとってはいけません。
大学やお寺、神社など誰でも出入りできるところは、事前に拾っても良いか確認しておきましょう。
■イチョウの木の大きさ
銀杏の大きさはイチョウの木の大きさに比例します。
小さい木からとれる銀杏は小さく、後の処理が大変ですし食べ応えもないので、なるべく大きいイチョウの木のある場所で拾いましょう。
銀杏を拾った後、どうしている?下処理・おすすめレシピ!
銀杏拾いに行ってもすぐに食べられるわけではありません。しっかり下処理した上で調理していきましょう。
基本の下処理
用意するもの:バケツ(大きめのボウル)、ごみ袋(ラップ)、ザル、ゴム手袋
①バケツに銀杏と水を入れて、2~3日放置してふやかす。
※ごみ袋やラップなどで、ニオイが拡散されないようにフタをします。
②銀杏をザルにあげ、表面の皮を綺麗に擦り落とす。
この時にゴム手袋を使用します。(手荒れ、ニオイ対策)
③皮が綺麗に落ちたら、2~3日程天日干しして殻を乾燥させる。
銀杏の下処理方法
保存方法
殻をしっかり乾燥させた銀杏は、紙袋や新聞紙に包めば、冷蔵庫で1か月ほど持ちます。
長期保存する場合は、殻から取り出し塩茹でして薄皮を剥いた状態で冷凍庫で数カ月程保存できます。
おすすめレシピ
■塩煎り銀杏
香ばしく素朴な銀杏の味を楽しめます。
材料:銀杏、塩
作り方:銀杏の殻をトンカチなどで割る。フライパンに殻付きのままの銀杏と塩を適量入れフタをする。10~13分ほど炒って、殻の割れ目が大きくなったら火から下ろす。
■銀杏キノコの秋ご飯
銀杏のほろ苦さで大人な炊き込みご飯です。
材料:米、銀杏、そめじ、舞茸、干しシイタケ、人参、酒、醤油、みりん、和風だしの素、塩
作り方:
①お米はといでザルにあげておく。干し椎茸は戻して小さく切る。銀杏は皮をとり、人参は千切り、キノコは小房に分ける。
②お米をお釜に入れ、調味料、椎茸の戻し汁を入れ、目盛3合のところまでお水を加える。
③ ②の上に銀杏、キノコ、人参をのせ、炊飯器のスイッチを入れる。
④炊き上がったらよく混ぜて、器に盛り付けたら出来上がり♪
■楽ちん♪レンチン♪で銀杏♡
材料:銀杏、封筒
作り方:封筒の中に銀杏を入れ、口を2~3回折る。600wのレンジに1分かける。殻を割りながら食べる。
■【やみつき!】ぎんなん揚げ
材料:銀杏、揚げ油、塩
作り方:銀杏の殻をハンマーやペンチなどで割り、実を取り出す。フライパンに油と銀杏を入れ、弱火で10分程転がしながら揚げる。油をきったら塩を振る。
まとめ
大阪・御堂筋の銀杏拾いの時期 10月~11月。
御堂筋で拾えなくなったら大阪城がおすすめ。
拾う際はゴム手袋と密閉できる袋が必須
下処理は、水に漬けてふやかし皮を落としたら天日で乾燥させる
保存は冷蔵庫で1か月、冷凍庫で数カ月
御堂筋には800本程のイチョウの木がありますが、植えた当初はメスオスの割合は半々でした。
ニオイ対策などでオスへの植え替えが進み、今ではメスの木は200本程になっているようです。
秋の風物詩、銀杏拾いが見られなくなるのも、あまり遠い未来ではないかもしれませんね。
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