ダンシングヒーロー盆踊りってなに?
盆踊りの定番曲と言えば、河内音頭、炭坑節、東京音頭、ソーラン節などですが、中には一時期人気を博した流行曲が使われることもあります。
当時の人気を知らなくても、歌っている歌手を知らなくても、曲は知っているという人は意外と多いんだそうです。
その中で、最も、面白い広がりをみせているのが、ダンシングヒーローなんです。
本場とも言われる使用率が高い県が、岐阜県と愛知県なんです。
また、その周辺の静岡県、神奈川県、千葉県、三重県、鳥取県でも地域によっては起用しているようです。
荻野目洋子のヒット曲!
そもそも、ダンシングヒーローって何?と思う人もいることでしょう。
ダンシングヒーローとは、1985年に歌手の荻野目洋子の7枚目のシングルとしてリリースされ、荻野目洋子初にして最大のヒットとなり、オリコン週間チャートトップ10入りを果たしました。
ただ、ダンシングヒーローはカバー曲であり、アンジー・ゴールドが1985年にリリースした『Eat You Up』がオリジナルです。
アンジーの唯一のヒット曲として知られ、王道ディスコ・サウンドとして世界的に知られています。
そのため、カバーであるダンシングヒーローは、盆踊り系のゆったりした和物のサウンドではなく、ビートを刻むエレクトリックなサウンドが目立ちます。
ただ、そこまで激しい曲調ではないので、盆踊りでも踊りやすいと思います。
結城盆踊り大会【ダンシングヒーロー】
岐阜県民は誰もが知ってる?ダンシングヒーロー盆踊りの発祥は?
ダンシングヒーロー盆踊りは、最近、いくつかのメディアで紹介されて注目を浴びているんですよ。
ディスコ盆踊りとも呼ばれており、徐々に全国に広まっているんだそうです。
なぜダンシングヒーロー盆踊りが生まれたの?
そんなダンシングヒーロー盆踊りの発祥の地として知られているのが、岐阜県の美濃加茂市です。
1991年に取り入れられたと言われています。
美濃加茂市には、自動車産業に従事するブラジル系の外国人労働者が多く住んでおり、彼らが日本の盆踊りになじめるように、日本でヒットし、なおかつ海外でも人気を博した『Eat You Up』のカバー曲であるダンシングヒーローが盆踊りの音頭に選ばれたと言われています。
徐々に中部地方に拡大していったダンシングヒーロー盆踊りは、今では岐阜県の可児市や愛知県の岩倉市や江南市などでも使用されているようですよ。