メイラックスの効果が出るまでの実感としての時間は?
メイラックスの服用後、通常20分程度で効果が表れると言われています。
もちろん、個人差があるので、30分かかる人もいるでしょう。
さらに、血中濃度がMAXになるのが、服用から約1時間前後と言われています。
この時間がメイラックスの有効成分の最も血中で濃い時間となります。
そのため、一番、効果が発揮されている時間なのです。
メイラックスの作用時間について
実は、メイラックスの特徴としてもう一つ大きなポイントがあります。
それが作用時間です。
メイラックスはほかの抗不安薬よりも作用時間が長い薬として知られています。
一般的に服用から24時間以上効果が持続すると言われているんです。
その理由には、血中濃度半減期が約122時間ある、とされているからです。
血中濃度半減期とは、薬の血中濃度が半分に下がるまでかかる時間のことです。
つまり、メイラックスはかなり長い間、体内に残り続けるということです。
この長期間の作用が耐性や依存性を生じにくくするため、メイラックスは依存を引き起こしにくい薬と言われています。
しかし、デメリットもあり、患者の体に合わない場合は副作用が消えるのに長時間かかってしまいます。
副作用として、作用にもあるように眠気が日中にも起こりやすく、人によっては筋肉の緊張をほぐす作用のせいでふらつきを感じることもあります。
メイラックスの服用はいつまで続けるの?1回何錠服用するの?市販されてる?
メイラックスは1日1回の服用で効果を継続させることができる薬です。
1回1錠が一般的です。
ちなみに、メイラックスは1㎎~2㎎で処方されますが、2㎎がとても強いわけではなく、成人であれば1日2㎎を目安として投与する、とされている範囲内で医師が判断した量が処方されます。
2㎎だからと言って、効果が2倍になるかというとそうでもなく、体感的には1.2倍程度なので、不必要に量を増やすのは止めましょう。
市販されてるのか知りたい!
メイラックスは抗不安薬ですので、市販では販売されていません。
医師の処方箋がないと手に入らないお薬なので、きちんと医師に処方された場合にのみ服用してください。
服用はいつまで続けるの?
メイラックスに関わらず、基本的にどんな抗不安薬であっても、長期間の使用は避けるべきと言われていますが、依存性が低いと言われるメイラックスは、長期的な使用が必要だと判断された方や職場や学校で日中は薬の服用を控えたい方に向いていると言えます。
「いつまで服用するものである」という明確な答えはなく、個人個人の患者さんによってまちまちです。
パニック障害で服用された方は1年で完治したそうですが、不眠の方は10年以上服用されているそうです。
多くの患者さんが言っていますが、自己判断で止めるのではなく、医師の判断を待つ方が良いでしょう。
自己判断で止めても、完治しておらず、再発してしまう可能性も高いので、一生飲んでいても大丈夫、病気と一生付き合う、くらいの気持ちであまり不安がらずに薬や病気と付き合ってみてください。
まとめ
メイラックスは作用時間が長いお薬であり、やや強めの抗不安作用があるので、お仕事や学校をお休みできない方にも向いているお薬だと思います。
依存性も低いものなので、あまり心配せずに試してみてください。
副作用が少ないと言われているメイラックスですが、催眠作用が中程度のお薬なので、服用中の生活には十分に注意してくださいね。
また、軽度の作用ではありますが、筋肉の緊張をほぐす作用もあるため、ふらつくこともあります。
ご自身の生活に合わない場合は、無理に服用を続けず、医師に相談してみてください。
抗不安薬はメイラックスの他にもたくさんあるので、ご自分に合ったお薬を探せると思いますよ。