破魔矢を飾る方角は?
何度かお話している通り、基本的に破魔矢はどの方角に飾っても問題ありません。
「どの方向でも良い」が正解であり、特に心の魔を払う意味などで飾る場合は方角を気にする必要はないのです。
(ちなみに上棟式の場合は鬼門の方向と決まっているのでご注意くださいね)
「そうはいうけど、やっぱり気になる」「より良い効果のある方向に飾りたい」という場合は、「凶」の方向に矢を向けるのが良いとされています。
凶の方向は十二支によって決まっていて、
子年(2020年など) ……午の方角=南(180度)
丑年(2021年など) ……未の方角=南南西微西(210度)
寅年(2022年など) ……申の方角=西南西微南(240度)
卯年(2023年など) ……酉の方角=西(270度)
辰年(2024年など) ……戌の方角=西北西微北(300度)
巳年(2025年など) ……亥の方角=北北西微西 (330度)
午年(2026年など) ……子の方角=北 (0度)
未年(2027年など) ……丑の方角=北北東微東 (30度)
申年(2028年など) ……寅の方角=東北東微北 (60度)
酉年(2029年など) ……卯の方角=東 (90度)
戌年(2030年など) ……辰の方角=東南東微南 (120度)
亥年(2031年など) ……巳の方角=南南東微東 (150度)
こちらの方向に尖った矢先を向け、大人も見下さないような高い位置に飾りましょう!
ただし、九星気学では、2025年2月4日立春から2026年2月3日節分までを1年間とするため、2025年2月4日からの方角となります。
神社やお寺でもおおまかな方向は指示してくれていますが、家でより正しい方角に合わせたい場合はスマホのコンパスアプリなどはいかがでしょうか。
無料・軽量のアプリがたくさんありますし、方角を知るだけならそれで十分使えます。
破魔矢の飾りだけではなく節分などにも使えますので、ぜひひとつ探してみてくださいね!
参照サイト:

破魔矢はいつまで飾っておくの?
破魔矢は、基本的に一年で効果が切れるものです。
来年の初詣にまた来年の分を授かり、一年お世話になった古い破魔矢は授かった神社やお寺に返すのが一般的です。
とはいえ旅行中に立ち寄ったりいただいたものだったりして、返しにいくのが厳しいこともありますよね。
その場合は無理をせず、近くの神社やお寺に返しましょう。
初詣に持っていくと、返納する場所が用意されていると思います。
もし見当たらなかった場合は、神社やお寺の方に話しかければ大丈夫です。
納める場合も一年お世話になった謝意を込めて、またその場所に賽銭箱が置かれてあると思いますので、破魔矢と同額程度のお焚きあげ料(お寺の場合は焼納料)を納めておきましょう。
返す場所は近くでも大丈夫なのですが、神社から授与されたものは神社へ、お寺からのものはお寺へというルールだけは守るようにしてくださいね。
返納する期間は必ず決まっているわけではありませんから、初詣の日に忘れてしまった場合は一年中いつでも受け付けてもらえます。
とはいえ1月15日にお焚きあげをする神社は多いので、その日までを目安に持っていくとより安心だと思いますよ。
まとめ
「破魔矢はお正月の縁起物」というイメージはありますし、その名前から「魔除け」「破魔」の意味があることはすぐに想像がつきますよね。
でも実際詳しく見てみると、様々な意味や風習、そして歴史があることが分かります。
大切なのは「神様から授かった魔除け・破魔の意味」であり、その心は方角をきっちり揃えて飾るよりよほど重要なものです。
家の魔を払い、一年お世話になった破魔矢をお返しするところまで、その気持ちをしっかり自覚しておきたいですね。
今まで破魔矢を授かったことがなかった方も、ぜひ初詣の際に立ち寄ってみてくださいね!