高級旅館・ホテルを展開するカトープレジャーグループ(KPG)が全国に展開する高級リゾート旅館「ふふ」。
「ふふ」シリーズは現在日本に4軒開業。「熱海ふふ」「ふふ河口湖」「ふふ日光」「ふふ奈良」。今後、京都南禅寺近くに2021年春オープン予定の「ふふ京都」と箱根町強羅に2022年オープン予定の「ふふ強羅」で全6軒展開予定。
前回、「熱海ふふ」を訪れたとき鉄板焼きの担当をして頂いたシェフの方に「ふふ奈良」が2020年6月5日にオープンし、熱海ふふと雰囲気も違いオススメと聞いたので今回は「ふふ奈良」を訪れてみました。(熱海ふふについての記事はコチラ)
Relaxサイトでふふ奈良を検索してみると、奈良県ランキング3位。
出典:Relax公式サイトより
一休.comでは、奈良県ランキング1位!
出典:一休.com公式サイトより
現在注目されている施設であることが伺えます。
熱海ふふとふふ奈良の違いや、ふふ奈良についての詳細をご紹介していきます。
ふふ奈良へのアクセス
〒630-8301
奈良県奈良市高畑町1184-1
最寄り駅:近鉄奈良駅(徒歩20分、タクシー5分)
JR奈良駅(徒歩30分、タクシー10分)
出典:ふふ奈良公式サイトより
グーグルマップで見るとまだ建設前のふふ奈良予定地が表示され、敷地がとても広いのでカーナビで住所入力するとピンポイントで入り口側に着くのは難しいかもしれません。
実際、カーナビで行ってみると「日本料理 滴翠(てきすい)」の駐車場に辿り着き少し迷子になりました。
ふふ奈良エントランスへの詳細アクセス
エントランスまで車で行くことができ、駐車スペースも完備。
宿泊者は駐車料金無料。
グーグルマップで見ると下記になり車で行く方は、赤い矢印に沿って行ってください。
航空写真で見るとまだ建物もありません。
地図上に表示されている「日本料理 滴翠」の場所は実際と違います。
「高畑町」の交差点側から来た方は交差点を左折し1つ目を左折すると直ぐ入り口です。
奈良公園、近鉄奈良駅川から来た方は、「浮見堂」を右手に見ながら直進すると
地図上①に来ます。
ココを右折しないようにしてください!ここは、ふふ奈良の裏側にあたり「日本料理 滴翠」の入り口&駐車場になります。
地図上②が「日本料理 滴翠」の入り口&駐車場になります。
地図上②を右手に見ながらそのまま「高畑町」交差点に向かって直進。交差点手前の民家の見える道を右折。直進し突き当り手前の右手に
地図上③のエントランスになります。
ふふ奈良は、瑜伽山園地「旧山口氏南都別邸庭園」と同じ敷地内にあり、宿泊施設から朝夕の食事場所である滴翠へは旧山口氏南都別邸庭園を通っていきます。
ふふ奈良の施設&サービス
ふふ奈良は全30室からなり全ての客室に客室露天風呂付でスイートルーム使用。
館内は2階建てになっていてどの部屋からも庭園や木々の緑を見ることができ、家具やファブリックが違うので何度訪れても楽しめます。
部屋のタイプは全5タイプ。
- スタイリッシュスイート(73平米)
- コンフォートスイート(75平米)(ワンルームタイプ)
- プレシャススイート(78平米)(ワンルームタイプ)
- プレミアムコーナースイート(80平米)(角部屋)
- ふふラグジュアリープレミアムスイート(120平米)
今回はプレミアムコーナースイートを利用。
お部屋の詳細
熱海ふふは各部屋に漢字で名前がついていましたが、ふふ奈良は3桁の数字で部屋番がついています。
今回は2階角部屋の215号室プレミアムコーナースイートです。
熱海ふふ同様、部屋に入って玄関直ぐ横にスイッチ。
使用済みのグラスやタオルを入れるボックスがあり、そこに入れておくと定期的に新しいものと交換しておいてくれるシステムです。
そのボックスに使用済みのものを入れ「集荷してください」をONにしておくと集荷&新しいものに変えてくれます。
今回のお部屋はワンルームタイプ。
ベッドはシモンズのダブルサイズ (140cm × 200cm) × 2台に
L字型ロングソファーでかなり寛げます。
50インチのTVにBlu-rayプレーヤーも完備。
もちろんWifi完備。部屋ごとにパスがあり、TVホーム画面に表示されます。
お風呂は内風呂完備のシャワー室と
石造りの露天付き。
温泉名 | 朱雀の湯 |
泉質 | ナトリウム、カルシウム、塩化物、炭酸水素塩温泉(低張性・中性・低温泉) |
露天のあるテラスでも寛げるようにとガーデンベンチつき。
防水ポータブルテレビ が洗面にあるので、それを露天に持ってきてTVを見ることもできます。
奈良は薬の発祥の地とされているので、お部屋のアメニティーには「和漢の香りの湯」が置かれています。
10種類以上の植物をふふ奈良のためにオリジナルで配合。
温泉のシャワー室やタイルの床って冬寒いですよね。
ふふ奈良のシャワー室&洗面室は床暖入り!そこは嬉しい点ですが、筆者的に残念だったのは
- シャワーの温度
- 洗面台が1台
この2点です。
シャワーの温度に関しては、40度以上になるボタンを押してどこまで回しても温度が変わらない!40度以下のお湯と全く変わらず熱いお湯が出せないようになっていること。
ぬるい為物足りなさを感じました。
もう一つは洗面台。
奈良ふふは洗面1台。コンセントは2ヵ所。
アメニティーに関しては
【アメニティー詳細】
- バスローブ
- 浴衣&羽織
- パジャマ
- 歯ブラシセット
- オーガニックシャンプー&コンディショナー
- オーガニックボディウォッシュ
- オーガニックボディジェル
- オーガニックハンド&フェイスウォッシュ
- オーガニック化粧水 ・乳液 ・クレンジング
- 髭剃り
- ヘアブラシ
- ボディタオル
- 綿棒
- コットン
- ヘアバンド&ヘアゴム
フリードリンクは9点。
- ソフトドリンク
- 炭酸水、ミネラルウォーター
- 瓶ビール
- 容器に入った水出し煎茶
バーカウンターに並んでいるお酒のボトルにはプライスタグが付いているのでコレは有料です。
コーヒーマシーンはありません。代わりにドリップタイプのコーヒー完備。
大浴場・貸切風呂
ふふ奈良はありません。
代わりに貸切風呂が2つあります。1組1回あたり60分間貸切
【営業時間】
6:00~11:00(最終受付10:00)/15:00~22:00(最終受付21:00)
※到着時に事前予約。
Spa by sisley
【営業時間】10:00~19:00
※営業時間外のご予約は、事前のご相談にて承ります。
世界各国の格式高いホテルの中に入っているSpa by Sisley。そんなSpa by Sisleyが入っているというだけでも、ふふ奈良に訪れる一つの理由になりますよね。
入り口はとても薄暗く一見スパがあるようには感じません。
暖簾をくぐり案内された部屋に入ると完全な個室の始まり。
施術ルーム、カウンセリングや洗面の部屋、お風呂と1室の中が別れています。
まずは洗面室兼カウンセリングルーム。
ウエルカムドリンクを頂き、カウンセリングシートに記入。
これを基にコースの詳細を決めます。
今回はボディートリートメントに。前回、熱海ふふではフェイシャルをしたので変えてみました。
今回はボディーのメニューの中でもオーソドックスな「プレジャーズ ボディ トリートメント60分」です。
スーベニール
ロビー横に設置
お部屋にあるオーガニックのアメニティ類やお香、お部屋にも置かれていたオリジナルの香りも購入することができます。
BAR 蓮
宿泊客のみが利用できるBAR蓮。
BARカウンターに、半個室の席が3つ。店内はシックな色合いで落ち着いていて大人な時間を過ごせます。
ロビー&待合い
ロビーに仕切られた空間が3席、庭園に向かって配置。
ここでチャックインやチャックアウトをします。
ここが空いていないときは隣のBAR蓮を使用します。
日本料理 滴翠(てきすい)
宿泊での利用は夕食と朝食をこの施設で。
- 夕食 「日本料理(18:00〜20:30(最終開始時刻))」
「鉄板焼き(18:00〜20:00(最終開始時刻))」 - 朝食 「和食のみ(8:00〜10:00(最終開始時刻))」
ランチやカフェは宿泊以外の一般の方も入れます。
- ランチ 11:30 – 15:00 (L.O. 14:00)
- カフェ 11:30 – 16:00 (L.O. 15:30)
二階建ての施設は座席数20卓72席の全席個室・半個室になっているのでプライバシーが保たれゆっくりと過ごすことができます。
夜は照明も薄暗く庭園がライトアップ。
朝は夕食時と席が変わり庭園側に向いての個室で。
2パターンの空間を味わえます。
宿泊施設から滴翠へは、旧山口氏南都別邸庭園を通っていきます。
宿泊施設一番奥に滴翠へと続く扉があり、そこまでは標識が出ているので大丈夫。
朝と夜で①~③の目印スポットを紹介していきます。
地図上① 施設出入り口
地図上② 林道
地図上③ 池
渡ったところにスタッフの方が出迎えてくれています。
朝と夜では同じ道でも雰囲気がかなり変わり、ちょっとした散歩道です。
熱海ふふで鉄板焼きにしたので、今回は日本料理を選択。
日本料理は、地の食材や季節の食材を使用したコースで
先付、八寸、お椀、お造り、鍋、焼物、食事、留椀、香の物、水菓子
の順で提供されていきます。
前菜が5種類あり1つのお膳に全種類乗せられ、好きなものから自分のお膳に取るスタイルで面白い。
焼き物のお魚は、苦手食材で事前に伝えてあった青魚を違う魚に変更されていて
献立表までそれぞれの魚の種類が記載されている気遣い。さすがです!
提供もスタッフの方が盛り付けなおして各自に提供。
食事も各部屋ごとに釜炊きされたご飯。
最後の水菓子は名前だけでは想像のできないものだが
食べたことのない組み合わせで新発見!
朝ごはんはチャックイン時に「白米」もしくは「茶粥」を選択。
朝食は健康的なスムージーからスタート。
奈良の野菜、大和真菜(やまとまな)とヨーグルトはちみつ少しのショウガで作られたスムージーでとても飲みやすく美味しい♪
お膳は朝からテンション上がる種類の豊富さ。箸がすすみます!
衝撃だった献立が「納豆汁」に目玉焼き乗せ!!
納豆が苦手ではないかを先に聞かれ、熱々で提供されてきます。
中身は
- 納豆
- 大根
- 人参
- こんにゃく
- 鶏肉
優しい味のお出汁で納豆の香りがツンとするでもなく、とてもいい香りで食欲そそる感じです。
落とし卵や玉子とじでは無く目玉焼き。斬新!でも焼いているからの白身の歯ごたえがイイ感じです。
水菓子と一緒にコーヒーまたは紅茶の提供。
やはり、ふふの食事は朝食も夕食も満足のいく美味しさです。
まとめ
熱海ふふとテイストが違うからまた雰囲気変わるとは聞いていたが、どちらも落ち着く色合いで部屋でゆっくり寛げる空間。
違う点はいくつもあり、それぞれの良さもあります。
都会から離れて自然のある静かな空間の中、何も目的を決めずゆっくりと過ごしたいときに「ふふ」はオススメな場所といえます。