入谷朝顔まつり(浅草朝顔市)とは?由来と歴史
朝顔は奈良時代に遣唐使が中国から日本へ持ち込み伝えられました。
当初は「牽牛子(けんぎゅうし)」や「牽牛花(けんぎゅうか)」と呼ばれていました。
「牽牛」と言えば七夕の彦星のことですよね。
当初、日本では朝顔は薬草として用いられていました。
観賞用として楽しむようになったのは江戸時代からです。
江戸時代に、入谷の植木屋が朝顔を作るようになりました。
花粉の交配によってできた変わった形の朝顔が人気を博し、一番多い時では1,000種類以上の朝顔があったといいます。
入谷の朝顔市は明治時代になっても、交通規制を行う必要があるほど、にぎわっていました。
しかし、大正に入ると縮小され、植松と言う植木屋を最後に入谷から姿を消してしまいました。
昭和23年、戦後のすさんだ日本を少しでも明るくしようと、地元有志の人たちと、下谷観光連盟の協力で復活したのが、入谷の朝顔まつりです。
朝顔の別名「牽牛花」という名前にちなんで、七夕の前後3日間に行われます。
開催日:2023年7月6日(木)~7月8日(土) 雨天決行
公共交通機関:JR山手線 | 京浜東北線 「鶯谷駅」南口から徒歩5分
公式HP:
朝顔市の見どころは?浴衣で行く人は多いの?混雑状況は?
朝顔市は、朝5時から夜11時まで開催されています。
朝顔ですので、花をめでるなら朝がオススメです。
浴衣で朝顔市をぶらぶらするのも優雅で夏らしいですよね。
浅草朝顔市は、入谷鬼子母神を中心に120件の朝顔を販売する店や、100件の露店が出ます。
毎年40万人もの人出があるそうです。
朝顔市のピークは午前7時ごろです。
朝顔がちょうど開花しているので、朝顔を買うならこの時間に行く方がよいでしょう。
混雑が嫌な人は少し早目に行きましょう。
屋台を楽しみたいという人は、夕方に訪れてビール片手に浴衣でそぞろ歩きというのもオツですね。
入谷朝顔まつり(朝顔市)東京都台東区の入谷鬼子母神前
入谷朝顔市