石垣島からフェリーでわずか10分!竹富島の半日観光ツアーで十分に満喫

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石垣島から一番近い島、竹富島。

離島とはいえ、石垣港離島ターミナルから定期船フェリーで10分ほどで行けてしまう手軽さが魅力的。

竹富島

ホテルから見える眺望には対岸に竹富島が見えるほどの近さです。

竹富島と言えば、濃いカラーの花々にサンゴ砂の白い道。石灰岩の石垣に囲われた赤い瓦屋根の平屋建て。そこに魔除けのシーサーが飾られた南国ムードたっぷりの集落。のんびりとした時間が流れる小さな島。

もちろんコンビニもスーパーもない。信号機もありません。

今回利用したのはベルトラの

【竹富島観光】石垣発・半日(3時間)/グラスボートで珊瑚礁巡り・バス観光・水牛車 風情たっぷりの竹富島を3時間で満喫!」というツアーを事前に申し込み。

ツアーは3時間となっていますが、帰りのフェリーは好きな時間に乗って帰れるため一日楽しむこともできます。

送迎は無しのツアーなので、フェリー乗り場までは各自で向かいます。

レンタカーを借りていたので行けましたが、送迎付きプランも別で欲しいとこですね。

石垣港離島ターミナルから竹富島へは約10分

フェリー乗り場に行くと迎えてくれるのは、石垣島出身元プロボクサー具志堅用高さんの現役当時の銅像。もちろんここで記念撮影♪

行きに乗ったのは八重山観光フェリーの「ちゅらさん2」。席は自由席です。

港を朝9時に出向。海を眺めているとあっという間に到着。揺れもほとんどなくソファー席で快適な船旅です。

この距離なら船が苦手な方でも乗っていけると思います。

グラスボートで濡れずに海底散歩

グラスボートとは
船底がガラスになっている、水中及び海底観察用のボート。
水に濡れずに水中を観察することができるため、子供や高齢者でも手軽に楽しむことができる

竹富港到着直ぐ、桟橋で南西観光の方がツアー参加者の名前が書かれた看板をもってお出迎えしてくれます。船の到着に合わせてグラスボートを待機してくれているので待ち時間なくすぐに乗船し出発。見るからにベテランな船長さんが、魚や変わった珊瑚礁、シャコガイなどがみえるところまで走らせ、1つ1つ説明をしてくれます。

その時の波にもよりますが結構揺れるときもあり、船長さんが定期的に「気分が悪くなっていませんか?」と聞いてくれ、魚をどの席の人にも見やすいよう器用に船を動かし、気泡が入ると「気泡を消します」と言って見やすくしてくれたり舟捌きに感動します。

映画ファインディンニモで有名になったニモのモデル、カクレクマノミも見つけてくれます。

船長さんから「石垣島から来たダイバーさんがダイビングをしたときに石で作ったものが海底に見えてきます。さて何でしょうか?」とクイズが飛んできます。

「あっ!令和!!」

「以前は、ここは竹富島なのになぜか石垣という文字でした。元号が変わり、石で作られた文字も令和に変わったんですよ」とのこと。オシャレなダイバーさんですね(笑)細かい気泡が海底から湧いているところがあり、これは珍しい海底温泉だそうです。ダイバーさんがここで温まるみたいですよ。

他にも、運がいいとウミガメやマンタに会えるみたいですが、この日は出会うことはできませんでした。

バスによる島内観光。現地在住運転手さんによるガイド付き

運転手兼ガイドをしてくれた方は島民の方で、島のことを面白く解説してくれます。ところどころクスっとなるときもあれば、へぇーとタメになることもあったり。

まず最初は「星砂」のビーチとしても有名なカイジ浜。

手のひらを砂浜に1度押しつけ、手についた砂の中ら☆型の砂を探します。1回で7個も星の砂&太陽の砂を発見!!これを見つけると「願いが叶う」と言われています。早速お願いごとっと★

星の砂&太陽の砂

この可愛い星型、実は・・・

浅瀬の海底の海藻に張り付いて生きている植物プランクトン有孔虫であり、その生き物が死んだ抜け殻だったんです。ビックリ!!ただの小石くらいに思ってました。

キレイな星砂&太陽砂を見つけたい方は、運転手さんいわく午前中に来るのがオススメ。

観光客が多く人気の海岸なので人が歩くと☆型が崩れてしまうみたいです。きれいな☆型を探したい方は午前早めの時間に行ってみてください。海岸入り口には小さなお土産売り場もあり、そこで星砂だけを集めたものが小瓶に入って売られています。

夏は海水浴客で賑わう白い砂浜のコンドイビーチは時間の都合上なのか車掌からの眺めだけで終わりでした。この点は残念でした。

待ちに待った水牛車で集落をめぐります

今回お世話になった水牛車の運営会社は新田観光

バスから降りるとまずは受付。帰りのフェリーについてもこの時説明してくれます。

受付時に、新田観光のポストカードを貰いましたが、竹富島っぽくて良いです!行った日は曇り空だったので、晴天バージョンだとこんなにキレイなんですね。

竹富島には水牛車に乗れる会社は2つあり、新田観光と竹富観光でコースが少し違います。所要時間はほぼ変わらず30~40分ほど。新田観光が老舗です。

担当は、お花が付いてますが、りゅうたくん♂27歳の働き盛り。見栄え良くお花をつけてるそうです(笑)

ガイドのおじさんはとても面白くユーモア万歳に竹富島の集落を案内してくれます。

りゅうた君はとても賢く、日本語が分かるとおじさんが言ってましたが、本当でした!

おじさんが解説を始めると止まり、「はい、終わり」というとまた進み始めます。曲がり角では幅寄せをしてから壁にぶつけることなく一度で曲がり切ります。おじさんの指示は全くなし。コースを全て把握していて自分でコースを回ります。小さな坂道は自分の角を使ってブレーキをかけ、穴ぼこ道は大きな穴を避けて歩いていきます。

なんて賢いんだ!賢すぎる!

お茶目な部分も。

ホースが設置されている場所も把握していて、水浴びしたいときは水道の前で止まります。

沖縄民謡「安里屋ユンタ(アサトヤユンタ)」の主人公、安里屋クヤマの生家の前で止まります。この島が安里屋ユンタの発祥の地だそう。ここでガイドのおじさんの腕の見せ場。三味線を弾きながらの「安里屋ユンタ」生歌を披露です。

新田観光を出発して約30分ほど揺られながら観光し、新田観光まで戻ってきます。ここでツアーは終了。

新田観光発→竹富港まで無料送迎バスを出してくれます。舟の出向15分前に新田観光を出発し、所要時間5分ほどで港に到着。新田観光発の最終が17時20分です。

予約制ですがバス出発の5分前でOK。ただし、バスがあまり大きくないので定員になってしまうと次の時間まで待ちになります。

申し込んだベルトラのツアーは帰りのフェリーチケット付きで好きな時間に乗って良いものだったので、もう少し個人的に竹富島観光をすることに。

<店舗情報>

新田観光
沖縄県八重山郡竹富町竹富97
TEL:0980-85-2103
FAX:0980-85-2209
営業時間:AM8:30~PM5:00
年中無休(種子取祭奉納芸能二日間※ 及び 台風時を除く)

竹富島を細部まで満喫するならレンタル自転車

水牛車を乗せてもらった新田観光は、レンタサイクルもやっているので予約なしでその場で借りられます。普通のシティサイクル(ママチャリ)のみ。子供用自転車もありますが、電動自転車はありません。子供乗せシートはありました。

1時間  :  300円/1台
5時間以上:1,500円/1台

※最初の1時間までは300円。その後は30分ごとに150円ずつ追加料金

自転車を借りたときにマップをくれますが小さな島です。取り合えず思うがままに走ってみます。車はほとんど通ることもなくレンタル自転車の観光客に会うほうが多いくらい。

島内にはスーパーやコンビニはありませんが、食事処やパーラーなどはあります。

しだめー館

車海老のエビフライ

たまたま見つけた「カフェテードゥン しだめー館」でランチにしましたが当りでした!車海老のエビフライがとても甘くて食べ応えあり!しかもミニ竹富そば付き。

昔懐かしいヒット曲のアルバムをCDレコーダーで流しているレトロなところもあります。CDはお店の方の気分なのか、お客さんの年齢層んなのかアーティストが急変更されます。

竹富島の最南端には車海老の養殖場があり、車海老はエビの中でも最も美味とされ、美しい見た目も相まって「海老の女王」と呼ばれています。車海老は竹富島の特産品とされ島内のお店で食べることができます。

<店舗情報>

カフェテードゥン しだめー館
住所:沖縄県八重山郡竹富町字竹富361

TEL:0980-85-2239
営業時間:10:00~22:00
定休日:不定休※種子取祭は休み
集落内の道には砕いたサンゴが敷き詰められ、毎朝自宅前の掃き掃除をしないといけないというルールがあります。キレイを維持しないといけないので定期的に砂浜からサンゴを持ってくるそうです。

民家には必ず魔除けのシーサーがいます。顔や色、格好全て違い同じものがいないので自分好みのシーサーを探すのも1つの楽しみかたです。

そして道の両サイドには色とりどりの南国の花や果物があります。島バナナと言われるモンキーバナナを少し太らせたバナナがたわわに実っていたり、ドラゴンフルーツが石垣に生えていたりします。

何もない。自然と平屋建ての南国感のある集落しかない。時計を気にせずゆっくり流れる時間に、車も人も少ない、現代的なものが少ない。それが竹富島の魅力なのです。

普段せかせか生きている人には、何もしないで自然と触れ合いキレイな海を見て、あまり乗ることもない自転車に乗ってみるのも良い経験です。

ただその場所に居るだけで癒されます。

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