福井県で水揚げされる蟹、【越前かに】。雄のズワイガニでズワイガニの中でもトップブランドの品種として知られカニの中の王様です。
解禁は毎年11月6日と決まっていて、翌年3月20日頃までが漁期です。
ということで、越前かにの解禁に合わせて福井を目指します!!
今回は楽天トラベルでも高評価の4.71!これは気になります。越前かに三昧のプランがある『旅館 本家』の体験記をご紹介していきます。
旅館 本家の基本情報
住所 | 福井県丹生郡越前町玉川19-20 |
電話番号 | 0778-37-1247 |
チャックイン | 16:00 (最終チェックイン:19:00) |
チャックアウト | 10:00 |
駐車場 | あり(無料) |
支払方法 | 現金のみ(クレジット不可) |
入湯料 | 別途必要:1人250円 |
旅館には門限があり、門限は22時です。
旅館は道路沿いに建っているので見つけやすく、住所検索でのナビで辿り着けます。
大きな一軒家の様な造りに引き戸の出入り口を開けると、生きた越前かにのお出迎えです。
さすが雪国。出入口は二重扉になっているため、もう一つ開けると1番に目に入ってくるのは”フロント”と書かれた分かりやすすぎるフロント。
旅館はフリーWi-Fiありですが、部屋に案内はないのでフロント柱に貼ってあるパスワードを見ていきましょう。
アクセス方法
車の場合
鯖江ICより35分
駐車場は旅館前と隣の駐車場にも1台、専用駐車場があります。
電車の場合
最寄り駅:「武生駅」
福鉄バス・安養寺線の越前岬行き「玉川」下車 60分
旅館の周辺情報
コンビニはあるの?
1番近いコンビニは、南へ車で8分のところにローソンがあります。
店舗も広めで、駐車場は店舗前と道路挟んだ反対側にあり台数かなり停められるところです。足りないアメニティがあったときはここで揃えることも可能。
ご近所に映えカフェ発見!
南に車で2分!すごく近くに素敵なカフェを発見!!
沿岸沿いを走っていると何もなかった道沿いに素敵カフェは現れます。
『蕎麦cafe maruta屋』
住所 | 福井県丹生郡越前町梅浦114-92 |
電話番号 | 0778-37-0731 |
営業時間 | 11時~日没まで(ラストオーダー 17:00) |
定休日 | 月曜日・火曜日 |
お店は2階建てになっていて、1階で注文、2階がイートインスペースになっています。
カフェメニューのスイーツやドリンクだけでなく、ご飯ものやアラカルト、お蕎麦、蟹のシーズンは蟹の提供もされています。
平日16時ころ行きましたがスイーツはほぼなく、蕎麦プリンがあったので初の蕎麦プリンを。見た目はよく見るプリン、でも食べるとほのかに蕎麦の香りが。不思議な感覚で美味しい!
日本海を一望しながらゆっくり時間が流れていてボーっとできます。
サンセットの時間は西日が眩しいほどキラキラし、見ごたえあり!
お部屋の詳細
お部屋は全5室の和室。館内は平静12年10月にリニューアルされたようで、建物は3階建ての2階が客室階になっています。
お部屋はトイレ・洗面台付きでお風呂は温泉があるため部屋にはありません。
部屋を開けると広い玄関スペースに廊下があり、廊下の突き当りの扉がトイレ。
リニューアルされたのでトイレも解放感ある広さできれいですが、ウォシュレットは付いていません。
トイレの手前に洗面所がありアメニティは何もありません。初めからハンドソープとコップのみ。
歯磨きセットだけ部屋に用意されています。
メインのお部屋は古き良きTHE 旅館!
懐かしさを感じます。テーブルにお茶菓子と湯飲み、ポットが用意されています。
隣にちょっとした休憩スペースも。
テーブルとイス2脚に荷物が置けるスペースがあり窓際なので、夜はとても冷えます。ただ、海が目の前なのと周辺が静かなおかげで、部屋まで波の音が聞こえて癒されます。
部屋はオーシャンビュー!目の前の日本海をゆっくりと眺めることができる贅沢さ。
設備は必要最小限なものだけなので、冷蔵庫も完備していません。
隣の休憩スペースがとても冷えるため、窓際に置いておくと天然の冷蔵庫として使えます。コップ類は、湯飲みしか置いていないので必要な方は、フロントに行けばグラスや氷をもらうことが可能。
金庫はダイヤル式でも暗証番号でもない、鍵タイプ。
部屋の出入り口も鍵タイプなので、部屋を出えるときは金庫の鍵と部屋の鍵を持って出ます。
夕食へ行っている間に布団が敷れていて、朝食へ行っている間に布団は全て片づけられ、グラスなども引かれています。
展望風呂の詳細
大浴場があるのは3階。
階段を上がったら直ぐ。手前が男湯、奥が女湯になっています。
扉は片方は締め切りで開きません。
入って直ぐに脱衣所、洗面、トイレ。
脱衣所の棚は籠などもなく、そのままボックスに入れます。タオルは部屋にバスタオルとフェイスタオルが用意されているので持参です。浴場にタオルの備え付けはありません。
アメニティはシンプルに必要なものだけ。足りない方は持参していきましょう。
- メイク落とし
- オールインワン化粧水
- 綿棒
- 剃刀
- へあぶらし
- ボディスポンジ
ドライヤーはパナソニックのEH-NE48 ヘアードライヤーイオニティ。
部屋にドライヤーは設置されていないのでこちらで乾かしていきます。24時間温泉は入れるのと客室数も少ないので他の方と重なることはあまりないかと思います。
旅館 本家の温泉は『玉川温泉』です。
泉 質:緩和性低張単純温泉(単純アルカリ性)
効 能:慢性関節リウマチ、筋肉リウマチ、神経痛、神経炎、筋肉痛、関節運動器障害、外傷障害、疲労回復など
シャワーは全4つ。
シャンプー、コンディショナー、ボディソープはハーブ系で香りも良く、髪もギシギシしないタイプ。
美人の湯としても評価の高い玉川温泉は、硫黄くささもなく柔らかく入りやすい温泉です。
温泉からの景色はこんな感じ。
外が寒くても、温泉は温かいからヌクヌク温まりながら海をぼーっと見れるのも最高な時間。温泉は24時間好きな時に入れるので、いろんな海の表情を愉しむこともできますよ。
食事はどんな感じ?
チャックイン時に朝食夕食の時間を決めます。
朝食
1階のロビー階にあるお食事処になった座敷での朝食です。予定の時刻頃、食事の用意ができると部屋の電話で知らせてくれました。
朝食は和食定食。
ご飯はおひつに入れられているのでセルフで好きなだけ。
焼き魚に湯豆腐
サラダに手作りのきんぴら
酢味噌和え、タケノコの土佐煮、温泉卵も。
煮物の味付けが濃すぎず、薄すぎずいい塩梅な味付けで白米進みます!
「食後にコーヒー飲んでください」とおかみさんが声をかけてくれ、お食事処の真ん中スペースにコーヒーが用意されていました。セルフで入れ、ここで飲んでいっても良いですし、お部屋に持っていってもOK。
夕食
食事は部屋だしですが、同じ階の別部屋にて用意されていて予定時間になると部屋に呼びに来てくれます。
楽しみにしていた越前かに三昧!!
越前港で水揚げされた新鮮なもので、越前かにの証であるブランドマークの入った黄色いタグ付きです。
茹でガニが丸々1匹ドーーン!とテーブルに置かれているのは、さすがに迫力大!!
写真映えでしかないです。
中身は蟹味噌もたっぷりで、これだけでもかなりの食べ応えですがまだまだ!!
他にも香りがよく甘みが引き立つ焼き蟹
冬には嬉しい蟹スキ
さらに蟹の身がたっぷり入った茶碗蒸し
11、12月の2ヶ月しか漁期がない内子と赤子が絶品の、貴重なせいこ蟹(メスの蟹)
蟹だけじゃなく季節のお刺身盛り合わせも。
そして締めはもちろん…蟹雑炊!
蟹雑炊はセルフで仕上げます。蟹と野菜の出汁がたっぷりでたところに、自分で好きなだけ蟹身を投入して贅沢な蟹雑炊が完成!
最後は手作りコーヒーゼリーで閉めます。
かなりの量の蟹を1日で消費。大満足すぎる食べ応えです。この後、何もたべられないどころか、動けませんでした・・・(笑)
まとめ
都会には都会、田舎には田舎の良さがあるようにホテルの良さ旅館の良さがそれぞれあります。温泉に入りたいな~と思うと旅館を選択することが多いですが、格式高い堅苦しい雰囲気のところもありますよね。旅館本家は、そんなイメージは全くない、アットホームで気さくな女将さんのいるホッコリするような場所です。田舎の祖父母の家に帰ってきたような安心感。
同じ日に居合わせた2組の老夫婦は5年連続、毎年訪れているくらいお気に入りの場所と言われていたのが納得です。
お部屋もお風呂もオーシャンビューに、食べきれないほど豪華な越前かに三昧。ぜひ堪能しに訪れて欲しい場所です。