サントリーニ島と言ったら
「イアの夕日」、「白と青のコントラストで青い丸い屋根」が有名です。
島の周りには綺麗な海で囲まれているので、もちろん透明度の高いビーチがあり、その中でも有名なのがレッドビーチです。今回はサントリーニ島で一番の交通手段となるローカルバスを使って、レッドビーチの最寄りのバス停まで行きます。
乗った場所はイメロヴィグリから。
バスの乗り方や、バスを降りた後のレッドビーチまでの行き方もご紹介していきます。
イメロヴィグリから乗ってみた(フィラから)バスの乗り方
ローカルバスの乗り場(バス停)には下記の看板が立っています。これはイメロヴィグリのバス停。バス停には停車するバス停の名称が書かれたマップと時刻表&料金が掲示されています。
サントリーニ島のローカルバスの中枢となるのが「FIRA(フィラ)のバスステーション」です。筆者のようにフィラより南にいる方は1度フィラまで出ないといけません。
今回のレッドビーチは「AKROTIRI(アクロティリ)」行きのバスになります。
なので、フィラより南のイメロヴィグリからレッドビーチを目指す場合
イメロヴィグリ→フィラ→アクロティリとなり、バスを乗り換えることになります。
ローカルバスは行き先が書かれた看板が前に出ているので、ツアーバスの送迎車と間違えないように気を付けましょう。
フィラ⇔イメロヴィグリは巡回していて20分おきに走っています。運転手のおじさんも変わらないので、おじさんの顔を覚えておくのも1つの手です。
不安な方は、乗る前に「イメロヴィグリ?」や「フィラ?」と行きたい場所を聞くと教えてくれます。運賃はバスに乗ってから支払います。現金で支払い、交換にチケットを渡してくれます。このチケットを他に使用することはありませんが、下車するまで持っておきましょう。
- イメロヴィグリ⇔フィラ 片道€1.8
- フィラ⇔アクロティリ 片道€2.0
イメロヴィグリからフィラに到着後、アクロティリ行のバスに乗り換えです。
係の人がこの中に1人いますがとてつもなく不愛想で、乗り場を聞いても番号を一言いうだけで乗り場は全く分かりません。自分で探した方が早いです。
フィラは各方面のバスが集結する場所なので乗り間違えには気をつけましょう。行先の看板がないバスもあります。運転手のおじさんもしくはチケット精算の若い方が行き先をバスの前で叫んでくれます。筆者は止まっているバスに片っ端から「アクロティリ?」と聞きました(笑)
親切な運転手さんは「今入ってきた、あのバスだよ」と教えてくれることもあります。
アクロティリ行は人気路線なので、立ちになることもます。
始発は8時45分~終発は22時30分まであり、30分間隔でバスはでています。片道30分程はかかるので立ちが嫌な方は1本見送りましょう。
アクロティリ行のバスに無事乗り込んだら、バス内で精算の方が回ってきます。行先と人数を伝えると金額を言われるので現金で支払います。(おつりがでても大丈夫!)ただし、お札を使う場合は€20札以下にしましょう。
「レッドビーチ」と行先を伝えると「ラスト」と言われます。「最後のバス停で降りなさい」ということです。
終着に着くと海が見え、近くにはアクロティリ博物館があります。
バス停には時刻表がありますがボロボロで分かりにくい・・・
フィラのバス乗り場に、フィラ⇔アクロティリの時刻表が貼ってあるので確認しておきましょう。
アクロティリからの始発は9時05分~終発は21時20分まであり、30分間隔です。
レッドビーチまでの近道
バスを下りて砂浜を歩いていくとお店の手前に短い桟橋があります。
そこに船が止まっていて手前の看板に「TAXI BOATS」と書かれています。
- レッドビーチ
- ホワイトビーチ
- ブラックビーチ
を巡回しているボートタクシーで1人€5と書かれています。
ホワイトビーチは船でしか行けない場所なのでホワイトビーチに行きたい方はこれを使っていきます。
レッドビーチはバスを下りてから炎天下の中を歩き、崖のようなとこも登って行くので楽して行きたい方はボートタクシーがオススメです。
レッドビーチまで徒歩での行き方
下ろされるバス停は終着で、地図上「バス停①」になります。バスを下りたらアクロティリ博物館に向かって歩いてください。
アクロティリ博物館手前に、地図上で言うと「バス停②」が現れます。(バス停②は、帰りのフィラ行のバスをここから乗車することもできるので、終着のバス停①まで行かなくて済みます。)
バス停②に来ると左に上がっていく道が現れ下記の看板があります。
ここからは、ただひたすら直進です。
こんな道路を歩いていくとお店がポツポツとでてきます。途中、何もないのどかな道がつづくところもあり、炎天下の中歩いていると結構長いです。
バス停から
レッドビーチまで15~20分ほど歩きます。
事前にお水を用意しておくと良いです。
しばらく行くと雰囲気が変わり
教会も出てきます。半分来たかな?という辺りです。
教会を過ぎ駐車場の端にある小さなショップがお店としては最後になります。それ以降、レッドビーチにもお店はありません。
お水や飲み物、食べ物を購入することはできません。
駐車場が終わると崖の登り道が続きます。目的は海なのビーチサンダルできましたが、岩や砂利がすごいので歩きにくく少し危険です。
バスを下りてからレッドビーチまで日除けになるものはありません。日焼け対策は必須です。崖を登って行く途中、左手には地中海の透明な海を見ていくこともでき、とても綺麗です。レッドビーチへの期待が高まります。登り切ったところでレッドビーチの全貌が見渡せます。
よく見ると赤色の崖を人が一列になって下っている姿が見えます。あれを下ったらレッドビーチです!!
ここまでの疲れが一気に吹き飛ぶ瞬間です。今回は手前の大きな岩が連なっている側に下りてみました。この場所を選んだのは単純に人が少なかったからです。
不思議な光景レッドビーチ
水の色が赤いわけではなく聳え立つ岩肌が赤く何層にもなり浜辺は砂ではなく赤と黒の砂利。軽石のようにポツポツと穴が空き、とても軽い小石です。海の透明度は高く、波は穏やかです。
こんな色彩のビーチは見たことがないでしょう。手付かずな自然なままなビーチ。写真に収めずにはいられません。
サンセットクルーズのクルーズ船も、海からレッドビーチに訪れるほど、サントリーニ島では人気のスポットです。
帰りは簡単♪
帰りは来た道を戻るだけです。バス停②でバスに乗り、終着の「フィラ」までバスに乗っていたら良いだけ。
初めはローカルバスはややこしく感じますが、一度乗ってしまえば簡単!安い!移動手段として、とても便利です。
タクシーの台数も多くないのでローカルバスを使いこなして、北から南まで遊びに行ってみましょう♪