京都の1月といえば!三十三間堂通し矢2024ってどんなお祭り?
三十三間堂とは?
通し矢の行われる三十三間堂は京都市東山区にある仏像を保管しておくための建物です。
内側の柱が33本あることからこの名前で呼ばれていますが、柱の間は約2間あるため、建物の長さとしては66間(約120m)あります。
正式名称は蓮華王院本堂(れんげおういんほんどう)です。
国宝の千手観音坐像や多くの重要文化財が安置されており、屏風絵で有名な雷神風神の絵のモデルとなった木像も本堂内の左右にあり見ることができます。
三十三間堂 公式HP:
通し矢ってどんなことをするの?
通し矢とは、弓道の種目のひとつで、もともとは江戸時代に各藩お抱えの弓術家が本堂で競った大矢数(おおやかず)にちなんだ行事です。
大矢数は一昼夜の間に的に何本当てることができるかを競ったそうですが、現在は2本の矢を放って両方とも60m先にある的に当たった人だけが決勝に進めるルールになりました。
ちなみに新成人ならだれでも参加できるわけではなく、初段以上を所有している人のみが参加できます。
参加者は全国各地から約2,000人にもなり、新成人の家族なども観覧にきますので、毎年大変な混雑になっています。
新成人男性予選、新成人女性予選、称号者、決勝戦 の順で行いますが、新成人女性の予選が始まる11:00過ぎには観覧席は人でいっぱいになっています。
良い場所で見たい場合は、早い時間に観覧席についていないと、せっかく行ったのにほとんど見えない・・・ということにもなりかねませんから、注意してください。
出典:三十三間堂 通し矢 2018
開催概要
通し矢は、成人の日(1月15日)に行われていましたが、成人の日が第2月曜日になってからは、通し矢は毎年1月15日に近い日曜日に行われています。
開催日程:2024年1月14日(日)
時間:9:00~15:30
場所:蓮華王院 (三十三間堂)
入場料金:通し矢の開催日のみ無料
参加資格:新成人、弓道初段以上を所有
参加方法:京都府弓道連盟に申込書を請求し、申込書を送付する。申込書多数の場合は、先着順で参加できます。
参照サイト:
アクセス
住所:京都市東山区三十三間堂廻町657
バスの場合:京都市営バス 博物館三十三間堂前 からすぐ
電車の場合:京阪「七条駅」徒歩7分。
駐車場はありますが50台分しかありませんので、できるだけ公共交通機関を利用しましょう。
三十三間堂通し矢のみどころ その1:美しい晴れ着姿での弓道
昭和26年からはじまった新成人の通し矢。本来は選ばれた称号者しか参加できなかったのですが、新成人で弓道の初段以上を持っていれば参加できるようになりました。
新成人の予選は午前中に男性→女性の順で行われますが、特に女性の予選は華やかな晴れ着、袴姿は大変な人気です。
女性の通し矢の時間は、カメラのシャッター音で溢れます。
男性の方は袴姿で片肌脱ぎをする人もいて、勇ましく格好いい姿が見られます。
弓道の先生や弓の名人でもなければ、新成人の時1回しか普通は参加できませんから、新成人の方やご家族は参加を検討してみてください!
参照サイト: