忘年会って「その年の出来事を忘れること?」「忘れないための会?」意味は?
「忘年会とは何か」を調べてみると、「その年を忘れないようにする会である」逆に「その年の出来事を忘れる会である」といきなり真逆のことが書かれてあったりします。
これでは「結局どっちなの!?」と混乱してしまいますよね。
実はそもそもそこまで堅苦しく考えず、気楽に受け止めれば良いものなんです。
「今年も色々あったけど、終わったことはすっぱり忘れて新年を新しい気持ちで頑張っていこう」
「今年一年無事で何よりでした。来年も頑張っていきましょう」
「悪い部分は忘れて、気持よく新年を迎えるため」
分けて考えなくても、こうやって合わせれば納得出来る理由になりますよね。
特に社内の忘年会の場合は、「社員への労い」的な意味が強くなります。
忘年会の費用は、昔は多くの会社が負担していましたが、今はおやじ企業を除き個人負担ですよね。
「今年も一年お疲れ様でした。今日は楽しんで、一年の疲れを癒やしましょう」
このような挨拶を上司がする会社が多いと思うのです。
逆に、会社同士の「お付き合い」的な意味が強い忘年会もありますね。
こちらは社内ではなく、外部の方を招いて開催するものです。
意味もどちらかというと「今年もお世話になりました。来年もまた、より良いお付き合いをよろしくお願いします」といったものになります。
ちなみにこの忘年会、実は日本だけの風習だということをご存知でしょうか?
海外では、「忘年会」という単語すらありません。
外国の方が日本に来ると、かなりの確率で驚かれるもののひとつなんだそうです。
逆に日本では歴史は古く、はじまりは鎌倉時代の「年忘れ」という会になります。
とはいえこの頃の「年忘れ」は歌を読むのが目的で、今のような形となったのは江戸時代、一般庶民が「一年の憂さ晴らし」として親しい人間と酒を飲みだしてからになります。
さらに今のような「忘年会」として年末行事となったのは明治時代になります。
こうして見ると、忘年会は自然に発祥して定着したものなんですね。
宗教的な意味合いはなく、日本独特の伝統行事とも言えるでしょう。
参加する意味あるのかなぁ??忘年会に参加をする意義・メリットは?
忘年会にはちゃんと意味があることも分かりましたが、それと自分が参加する意味があるのかはやっぱり別ですよね。
場合によっては会費を出してまで、親しくない人もいる忘年会に行く意味はあるのでしょうか?
どんな意味……つまり自分にメリットがあるのか、いくつか調べてみました!
普段あまり話さない上司や会社の人と話すチャンスがある!
やっぱり人間関係、安定していればしているほど様々なところでメリットがあるのは言うまでもありません。
忘年会に毎年参加して様々な人と話していると、それだけで顔と名前を覚えてもらえるかもしれませんし、それは仕事に繋がる可能性もありますよね。
幹事をする場合、お店からもらえるポイントや半額券などが手に入りやすい
幹事は大変ですが、実はこういったポイントも見逃せないのです。
支払った際のポイントやそのタイミングでもらえる各種割引チケットなどがあれば、今度自分が行くときにありがたいですよね!
幹事をする場合、自分を売り込むチャンスにもなる
幹事の仕事は幅広く、様々なスキルも必要となります。
てきぱきこなす姿は、「あいつは出来るやつだ」という印象を持ってもらうことも出来るのです!
もし幹事を頼まれたら、今後のためにも引き受けて頑張ってみてはいかがでしょうか?
普段あまり話さない同僚とも話しやすくなる
忘年会は、やっぱり基本的に近い年代や同僚と一緒になる機会が多いです。
普段あまり話さない、馴染めないといった雰囲気がある人とも会話してみるチャンスなのです。
話してみたら案外楽しい、なんてこともよくあります。
人間関係の輪、出来るだけ広げておきましょう!
今後の話題についていける
飲みの席は、様々な話題が出ます。
そこではじめて聞くことも、ひとつやふたつじゃないかもしれません。
忘年会に参加しておくだけで、これから社内でその話が出た場合もついていくことが出来るようになります。
このように主に人間関係、そして自分を売り込むチャンスがたくさんあるのです。
もちろん「一年お疲れ様」と労いあった関係となるのもメリットですよね。
「会社の人間関係が良好な状態であること」これは今後の仕事はもちろん、自分自身のストレスなどにもとても効果があります。