忘年会強制参加って法律違反?パワハラ?労働時間にはいるの?

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忘年会に強制参加を強いられたらパワハラで訴えることはできる?

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「忘年会に強制参加、更には余興を強制される。これはもうパワハラでは?」

こう思っていらっしゃる方も多いと思いますので、まずはパワハラの基準を調べてみましょう。

パワハラ……パワーハラスメントとは「職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・肉体的苦痛を与えたり職場環境を悪化させる行為」を指します。

こうして見ると、忘年会の参加・余興を強制させる行為は少し外れている感じですよね。

仕事の延長線上にある忘年会はパワハラには当たりません。

逆に、「一人だけ誘われなかった」パターン、仕事と全く関係のない飲み会などの強制はパワハラになります。

忘年会の強制の場合、むしろ「モラハラ」つまり「モラルハラスメント」に当たる可能性があります。

「モラルハラスメント」とは「精神的な暴力・嫌がらせ」のことを言います。

参加しないことにより理不尽な非難を受けているですから、こちらの可能性の方が高くなると思います。

……が、モラハラの基準はあやふやですし労働基準法による規定もありません。

まずは人事部などと相談し、会社内で丸く収められれば一番ではあります。

どうしても解決しない場合、各都道府県の労働局総務部企画室に相談するのが一番かと思います。

第1巻 パワーハラスメント 4つの判断基準(パワハラになる時ならない時)

円満に・スマートに忘年会参加を断る方法とは?

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「ここまで状況が揃っているのに、どうしてスマートに断る方法を考えないといけないの」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、やはりいざこざもなくきれいに断れるならそうしたいものですよね。

出来るだけお互い嫌な思いをしないために、スマートに断ってその後も後腐れなく過ごしましょう!

「親、もしくは子どものお世話があるから行けません」

子どもがいるご家庭なら最強の断り文句ですよね。

女性がこれを言ってもゴリ押ししてくる会社はまずないと思いたいですし、男性の場合も「子どもを大切にしているお父さん」と周囲に良い印象を持ってもらえるきっかけになります。

子どもがいない場合も、「親のお世話・介護」などで同じように持っていけます。

家庭内の事情は誰もが一番突っ込みにくいところですから、スマートに断れると思いますよ。

「病院の予約を入れてしまっている・病気なので行けない」など

仮病の場合もあるでしょうし、実際に入れられるのならその日に歯医者の予約などを入れてしまうのもありでしょう。

実際に予約表などあれば「忘年会のために変更しろ!」と言われることはそうそうないですし、体調の悪い人を飲みの席に連れて行こうという人もいないでしょう。

数日前から体調が悪いふりを見せる、もしくは人前で食べないようにして「口内炎がひどすぎて飲食、ましてや酒なんて飲めない」と欠席している人もいるそうです。

「先に有給休暇を申請しておいて、旅行などに出かける」

事前に忘年会の日をリサーチしておく必要がありますし、旅行と言ったからにはおみやげの用意もあるし地元で出会ったら大変など、様々なところで気を遣わなければならなくなります。

でもこれ、「こんな手段もあったのか!」と思わせられる方法ですよね。

忘年会の参加是非を聞かれる前に有休申請を出し、休みを取っておくのです。

そうすれば誰にでも「その日は用事がある」と伝わりますし、参加を強制するわけにもいきませんよね。

とはいえ最初にお話した通り、内容によっては気を遣わなくてはならなくなります。

忘年会に参加するくらいなら、いっそ一泊旅行くらい本当にするのもありかもしれませんね!

どの断り文句も大切なのは「どうして参加出来ないんだ」と思わせない明確な理由、そして必要以上に突っ込まれることのないものを選んでいるという特徴がありますね。

もちろんいずれの場合も、「断ることになって申し訳ない」という表情は作っておきましょう。

職場の人間関係をこじれさせず、スムーズに流せる努力はやっぱりしておいたほうが安心です。

まとめ

「自分は間違ったことを言っていない、法律違反をしているのは会社なんだから『行きたくない』と言って何が悪い」と思っている方、またどうしても嘘をつくのが苦手、嫌だという方もいると思います。

その場合、カドの立たない断り文句だからと言って使うのは嫌だ、と思われているかもしれません。

しかし最初にもお話した通り、忘年会を楽しみにしている方もいるのです。

「忘年会が楽しみ」「どうしても苦痛」これはどちらを優先しなければならないというわけではないですよね。

どちらも尊重するために、スマートな断り文句で流すのです。

そう考えて、円満な職場環境を続けるために一歩引いてみてはいかがでしょうか?

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