浅草鷲神社の酉の市、みどころ・歩き方!
他でも同じ日に酉の市が行われているのに、浅草に人が集まるのはなぜなのでしょうか?
浅草の酉の市のみどころなども踏まえてみていきましょう。
浅草の酉の市が人気の理由
浅草 鷲神社の酉の市の歴史は古く、江戸時代から続く由緒あるもので、近隣の人からは「おとりさま」の名で親しまれてきました。
浅草 鷲神社の近くには新吉原という遊郭があり、酉の市には新吉原が開放されたこともあり、昔から大変なにぎわいだったようです。
それが現代でも続いており、例年70万人以上の人出でにぎわう関東で一番の集客数を誇る酉の市になりました。
【浅草】酉の市【鷲神社】
浅草ならではの出店数!
浅草の酉の市では、熊手を売るお店が約150店、食べ物などを売る屋台が約750店もの数が並びます。
屋台は、普通のお祭りで出店される焼きそばやチョコバナナ、フランクフルト、クレープなどの定番から、金太郎飴やべったら漬け、雷おこしなど浅草の老舗の味を販売するお店もあります。
その中でも、浅草の酉の市に来たらぜひ買って頂きたいのがこの2つです。
■頭の芋(かしらのいも)
生のサトイモです。
これを食べると、出世して人の頭(かしら)になることができるといいます。
また、芋は一つの株に多く実を付けることから、子宝にもいいとされています。
今では頭の芋を売るお店は1店のみになってしまいましたが、今年も出店すると思いますので、ぜひ足を運んでみてください。
■切山椒
団子などに使われる上新粉に山椒(刻んだものや汁)などを練り込んで砂糖で甘くしたお菓子です。
本来は正月に食べるものらしいですが、酉の市で売られる切山椒は、オカメや熊手の古風な絵が描かれた袋に入っているので、酉の市のお土産にはもってこいの食べ物です。
どこら辺に出店しているの?
熊手が150、屋台が800。
もちろん境内に入り切りません。
主に屋台は鷲神社が面している国際通り沿いに三ノ輪駅の方まで、国際通りを挟んだ路地の方にも出店されています。
切山椒と頭の芋は、境内に入ってすぐのところに出店されますよ。
熊手は、50店程は境内に出店されます。
(参考情報)熊手屋の浦和西藤
11月 11日(土)/ 11月23日(木・祝)勤労感謝の日
宵宮祭(前日) 22:00~26:00
当日祭(当日) 9:00~24:00
熊手屋 西藤 公式サイト:
おすすめの歩き方
浅草の酉の市は熊手を買うのももちろんですが、膨大な数の屋台も楽しんでほしいところです。
できれば、三ノ輪駅で降りて国際通り沿いの屋台を楽しみながら鷲神社へ歩きます。
境内で飾り熊手を買い、神社をお参りしましょう。
帰りに神社の入り口にある、切山椒と頭の芋をお土産に買って帰ります。
当日は「なでおかめ」が社務所入り口でお披露目されます。
「なでおかめ」は顔の各場所により違うご利益を授かると伝えられており、鷲神社は商売繁昌の神様なので金運の鼻が多くの方に撫でられているようです。
お出かけの際には忘れずに「なでおかめ」に触れてきてくださいね。
純金の根付がもらえる!?
一番福3本限定
本祭の日の午前0時ちょうどに、神社より授与する熊手御守(かっこめ)を最初に求められた方に一番札を差し上げ、24金・純金小判根付と交換してもらえます。
深夜だと屋台や熊手のお店はやっていない所もありますが、どこの御札場から出るのかは秘密になっていますので、深夜に行ける人は来年の運だめしに一番札をゲットしてみても楽しいですね。
今年の酉の市 – 浅草 鷲神社公式ホームページ
はじめてでも大丈夫!酉の市で熊手の買い方!選び方!
動画を見ても独特の雰囲気でちょっと気も引けてしまうかもしれませんが、はじめての方に向けて酉の市での熊手の買い方、そして選び方についてもお話します。せっかくの酉の市、熊手を買って帰りたいのは当然ですので、ぜひ今のうちにチェックしておきましょう!
熊手は様々なサイズがありますが、基本的なものとして「将来事業が大きくなる・出生できる」ことを祈って年々大きな、値段も高いものに買い換えるのが良いと言われています(同じ大きさならありです)。
ですから初心者のうちに大きな熊手に惹かれて買ってしまうと、後々それよりさらに大きく高いものを購入……と大変になってしまいます。
最初は、個人の場合は1,000円程度の小さいもの、会社の方や経営者の方も5,000~10,000円程度にしておくと安心ですね!
前年より大きな熊手を求めるのが厳しい場合は、二年続けて同じ大きさの熊手を買っても良いとのことです。
気に入った熊手を見つけたら熊手屋さんとの駆け引きがはじまりますが、ここからが酉の市ならではの楽しみ方なのです。
お店の方に値段を聞いたらすぐに支払うのではなく、どんどん値切っていきましょう。
お店の方ももちろん負けずに掛け合いがはじまりますが、酉の市ならではの楽しみ場所がここなんです。
でも、どうしても勇気が出ない!という方もご安心くださいね。
値引き合戦をしなければ購入できない!というものではなく、お値段を聞いている方も多くいらっしゃいます。
いい感じに値切れたら値切り交渉を終わらせて支払いますが、ここで支払うのは値切った金額ではなく「最初に聞いた金額」にします。
こうすることによって商談を楽しみ、客側はご祝儀を出してお大尽気分、熊手屋さんはご祝儀を頂いてもうかった気分、と、誰もが幸せに楽しい時間を過ごすことが出来るんですね!
また購入後はお店の中央に掲げ、周りにあつまった熊手屋さんの掛け声で手締めとなりますので、ぜひ体験してみてくださいね!
吉田篤史酉の市で熊手を購入
ちなみに買った熊手は正面を向け、高く掲げて持ち帰るのが良いとされています。
これは「来年の酉の市までの1年間大きな福をかき込んでくれるように」という願いを込めた歩き方ですので、ぜひやってみてくださいね!