生理前や生理中の胸の痛みの正体は?
女性の中には生理前に胸が痛む、生理中に胸が痛むという方もいると思います。
これはPMS(月経前症候群)の一種の可能性があります。
生理の前は妊娠しやすくする黄体ホルモンが分泌され、その黄体ホルモンには乳腺に水分をため胸を張らせる働きがあります。
黄体ホルモンの分泌が活発な方はその影響を受けやすく痛みを感じてしまう場合が多いようです。
黄体ホルモンが原因であるとき、生理が始まりホルモンの分泌が減っていけば痛みが治まります。
その場合は生理の前の症状として考えても良いかもしれません。
右胸が急にチクチクしたら?対処法は?予防策は?
では急に胸がチクチクし始めたらどうしたら良いでしょうか?
まずは楽な姿勢をとって、様子を見ましょう。
そのまま痛みがおさまる場合もあります。
その場合は経過を観察し、いつからどんな時にどの程度のどんな痛みがあるのかを記録しておきましょう。
痛みが続くようであれば落ち着いて受診し、医師に記録していた内容を伝え相談すればスムーズです。
息をするのも困難なくらい激しい痛みになったら、すぐに受診をすることをおすすめします。
胸の痛みを未然に防ぐ方法として、
1.便秘をしないバランスよい食生活を
胆のう炎、胆石症にならないためには消化器系が健康である必要があります。
便通をよくして大腸の動きを活発にしておけば、胆のうの働きも良くなるというわけです。
脂質の多い食べ物、消化の悪い食べ物は乳腺を詰まらせる原因にもなるので食べる量には注意です。
2.ストレスをためないリラックス法を持つ
肋間神経痛をはストレスと大きく関係しているといわれています。
パソコンやスマホに熱中しすぎると、神経が刺激され、姿勢も固定されるため長時間はおすすめできません。
半身浴や軽いストレッチなどして身体をほぐしストレスを溜めない癖をつけましょう。
3.授乳間隔を保つ
授乳による乳腺炎を防ぐには左右の胸を同じ時間飲ませるようにしたり、授乳間隔を5時間以上空けないように間隔を保つことが有効です。
まとめ
いかがでしたか?
胸のチクチクした痛みと言ってもいろいろ考えられるのだな、と思われたのではないでしょうか。
まとめると
1.右胸がチクチクする病気の可能性として、胆のう炎、肋間神経痛、乳腺炎などが考えられる。
2.ひとまず内科で診てもらうのもひとつであるが、胆のう炎であれば消化器科、肋間神経痛であれば整形外科、乳腺炎は産婦人科や乳腺外来などが専門科になる。
3.PMSの影響で生理前、生理中に胸が痛む場合がある。
黄体ホルモンが増えることで胸が張り、痛みを感じることが多い。
4.予防策として、バランスのよい食生活やストレスを溜めないよう心がけることはどの場合でも大切である。
ということがわかったのではないでしょうか?
とは言え、最後は医療機関にジャッジしてもらわなければ原因はわかりません。
違和感を感じたら受診してみることをおすすめします。