あじさいの葉は猛毒?
先ほど、あじさいの葉には毒があるのでかたつむりは食べないと書きました。
その毒性は人に対しても有害で、2008年6月に、飾りとして料理にそえられていたあじさいの葉を食べた人が、食中毒を起こした件が報道されています。
実際にあじさいの葉に含まれる毒は何かという問題については、まだはっきりしていないようです。
通説では、青酸配糖体という成分が含まれていて、これは青酸カリと同じように人体に害を及ぼします。
未だ、動物実験が行われていないので、どれくらいの毒性で、青酸配糖体以外にも毒成分があるのかどうかもわかっていません。
でも、とにかく、あじさいの葉は食べないでくださいね!
かたつむりは何を食べている?
しかし、調べてみるとかたつむりの中にはアジサイの葉を食べる品種があるようなのです。
本来のカタツムリは、種類によってえさとするものが違います。
ほとんどのものは植物性のものをえさとし、キャベツ、リンゴ、キュウリ、ナス、バナナなど、生の植物や枯葉などを食べます。
また、菌類をえさとするものや雑食性のもの、他のかたつむりを捕食する肉食性ものもあるというから驚きです。
また、かたつむりは殻を維持するためにカルシウムを必要とします。
そのため、捨てられた貝殻や他のカタツムリの死殻をなめることがあります。
雨が降った後にブロック塀やコンクリート壁にかたつむりがいるのを見かけたことはありませんか?
これはコンクリートに含まれるカルシウムを摂食するために集まってくるのです。