鼠径ヘルニアと診断されたら?鼠径ヘルニア特有のしこり、治療法など
鼠径ヘルニアだった場合の特有の症状と治療方法、また治療期間を詳しくご紹介していきます。
鼠径ヘルニア特有の症状
腸の一部が皮膚の下に飛び出した状態(脱腸)になります。
立った時や力を入れたときに飛び出し、手で押さえると戻るのが特徴です。
但し、戻らなくなった場合は緊急性を要します。
戻らない場合や、脱腸部分が固くなった場合は危険と覚えておきましょう!
治療法
患部の手術を行います。
ポリプロピレン製のメッシュシートで脱腸部分を塞ぎ、飛び出してこないようにするのが一般的です。
局部麻酔で手術可能なため、病院によっては日帰り手術も可能です。
治療期間
手術を行う場合、一般的なのが2泊3日程度の入院です。
病院によっては4泊5日や1週間程度入院し、術後経過をみてくれるところもあります。
鼠径部のしこり、子どもや赤ちゃんでも発症する場合があるの?
大人からよく聞く鼠径ヘルニアですが、実は乳幼児である赤ちゃんや小さな子供も発症することがあります。
子供の場合は先天的に鼠径ヘルニアになっているのですが、しこりが見つかる時期は、生後まもなく~小学生になる場合もあります。
受診科は?
まず小児科で診て貰いましょう。
治療法は?
生後3ヶ月までに鼠径ヘルニアの症状がでた場合は、自然に治ることも考えられるため、1歳頃まで経過観察をすることがあります。
生後5ヶ月を過ぎてから発症すると、自然治癒力が低いため、手術が必要です。
まとめ
■ 女性の場合
鼠径ヘルニア(相談:外科)
性器ヘルペス(相談:婦人科)
粉瘤(アテローム)・脂肪腫(相談:皮膚科)
悪性リンパ腫(相談:内科)
■ 男性の場合
鼠径ヘルニア(相談:外科)
性器ヘルペス(相談:泌尿器科)
粉瘤(アテローム)・脂肪腫(相談:皮膚科)
悪性リンパ腫(相談:内科)
鼠径部痛症候群(相談:接骨院、カイロプラクティック院など)
手で押して戻るなら鼠径ヘルニア、性器に異常があるなら性器ヘルペス、腫瘍のようなしこりができているなら粉瘤・脂肪腫、倦怠感や発熱があるなら悪性リンパ腫の可能性があります。
また、サッカーをする男性に多い鼠径部痛症候群である可能性もあります!
いずれにしても、鼠径部にしこりがあるなら早めに病院を受診をすることが一番です。
他にでている症状と照らし合わせて、まずは専門科を受診してみて下さいね!