病院薬剤師に向いていない人とは?
せっかく病院薬剤師になっても辞めていく人は、まず人間関係と仕事をする環境に不満を抱きます。
病院ではチーム医療の一員となるのですから、いろんな分野の先輩に囲まれることになります。
年配の人も多く、古い考え方について行けないと思うことも多いです。
対処法としては、学生時代に幅広い年代の人が働く場所でたくさんバイトをしてみることでしょうか。
勉強ばかりしているタイプは、人間関係という意外な落とし穴で退職していきますよ。
もう一つ挙げた仕事をする環境には、夜勤の多さや低い給与、ルーチンワークなどがあります。
これらは多くの学生が就職してから思っていた以上にきついと感じる部分です。
他にも大きな大学付属病院に就職したはいいが、研修生扱いで授業や実務実習の連続。
毎週のテストの成績で系列の病院から薬剤師の募集があった時に配属されるシステムで、ふるいにかけられて、給与もろくにもらえないうちに辞める人も多いようです。
これらは事前にしっかりと病院を知っておけば防げることです。
以前働いていた人を探して話を聞いてみてください。
先輩の声から学ぶ、病院薬剤師の夢が叶わなかった理由とは?
病院薬剤師として求められるのは、上の上司や医者にかわいがられるタイプです。
そのため、面接ではきはきと体育会系のように受け答えできる学生の方がウケがいいようです。
また、試験に関しては筆記試験があるので、希望する大学の過去問を入手してしっかりと勉強しておくことが大切です。
さらにその年の春に実施された国家試験用の黒本も、なんども勉強した人も多いようなので、しっかりと知識を身に着けておく必要があるでしょう。
【薬剤師を目指す皆様へ】恵寿総合病院・先輩からのメッセージ(2015)
まとめ
一見、病院薬剤師は待遇も良いし、高給取りだと思いこみがちですが、かなり安い給与になるのは覚悟した方がいいでしょう。
もちろん、国公立病院で働けば、いずれは年収600万円になる可能性がありますが、かなり遠い日の話です。
給与や拘束時間を差し引いても、病院薬剤師に魅力を感じるなら、ぜひ頑張って就活してください。
現状を知った上で覚悟して就活されるなら、きっと良い就職先が見つかることでしょう。