病院薬剤師への道のり!就活スケジュールとは? 薬剤師就職事情!
今現在は医薬分野の分業化が進んでおり、病院経営も合理化が進んだせいで、病院薬剤師は欠員ができた時に募集しているケースが多いのが現状です。
しかし、新卒であれば未経験で欠員ができた時に応募するのはリスクが高すぎるので、どんなに小さい病院であっても、求人が出ていればチャンスに飛びつくことが重要になってきます。
さらに、病院薬剤師は高度な知識が要求されるため、修士課程修了者が望まれます。
今後は、6年制課程修了者に門戸が開かれていくと思います。
病院の新卒採用は、4年制大学生の場合は4年生の秋以降の求人票提出が多いです。
求人数が少ないので、常に求人を見逃さないようにしておくことが重要で、「正職員」にこだわらないことも重要です。
「準職員」や「嘱託」などの形態での採用にも目を向けましょう。
まずは実務経験が必要なことを念頭において、就活を始めてください。
病院薬剤師のリアル。給与は?休みは?やりがいは?キャリアパスは?
病院にもよりますが、初任給が月22万円~30万円程度です。
30~34歳ぐらいで、平均年収は520~540万円前後、月額で基本給が約38万円です。
一方、看護師の初任給は平均26万~27万円程度です。
看護師よりも低い給与になるので、不満が積もる人も多いようですが、看護師よりも汚くなく、きつくない仕事だから安いのだ、と割り切って仕事されている人は長く続いているようです。
勤務時間には当直がありますから、シフト制になります。
さらに、かなり大きな病院薬剤師ですと、自分がやりたいと思う業務になかなか就くことができない場合が多いんです。
よく学生が憧れる服薬指導は特にそうで、ベテランにならないと担当させてもらえない場合も多いです。
自分がなにをやりたいのかしっかりと把握して、就職を希望する病院では、どのように作業がなされているか事前に調べておきましょう。
また、就職してから機械のように毎日調剤するだけの作業に嫌気がさす人も多いので、たくさん知識を身に着けたい人は、積極的に勉強会を行っている総合病院などを探すと良いでしょう。