江戸川区の夏といえば「江戸川区金魚まつり」!どんなお祭り?
金魚をもっと知ってもらおうと、金魚のふるさとである江戸川区が始めた江戸川区金魚まつり。
2日間で用意する金魚はなんと2万匹!
様々な種類の金魚が会場に集められ、1匹の値段が万単位の高級金魚や飼育器具・えさなどの販売も行われます。
サイト:
歴史
金魚の養殖は江戸の中心部で行われていました。
明治末期に、広い土地があって水質が良い江戸川区へ移っていきます。
以来、江戸川金魚の品質は金魚三大産地として、愛知県の弥富市、奈良県の大和郡山市と並び日本トップクラスを誇っています。
江戸川区金魚まつり 開催概要
第52回金魚まつり
開催日時:2023年7月22日(土)午前10時から午後5時、7月23日(日)午前10時から午後4時 ※雨天実施)
開催場所:江戸川区行船公園
予想来場人数:全国から2日間で約4万人!
金魚愛好家や夏休みに入った小中学生などで大変なにぎわいを見せています。
金魚愛好家にも人気のリュウキンやランチュウなど人気の金魚20種以上を扱った展示・即売を始め、オランダシシガシラやアズマニシキなど高級品種を扱った「高級金魚すくい」、金魚関連グッズの販売などさまざまなコーナーがあります。
中でもやっぱり人気なのは金魚すくい!中学生以下は無料ですよ!
3匹以上すくった小学生には、すくった金魚の数を競う「キンギョリンピック」への参加資格があたえられます!
江戸川区金魚祭りは地元の人にとって、大切なお祭りなのです。
急速な都市化で河川が汚れ、養殖業者は埼玉県などの近郊に移住し、現在はたった2軒の養殖業者が区内の金魚養殖業を支えています。
区特産の金魚を広く紹介し淡水魚養殖業の振興を図ろうとお祭りを開催しているのですね。
江戸川区特産金魚まつり(前編)2018年度版 The 47th time Edogawa city specialty goldfish festival
アクセス情報
公共交通機関:
地下鉄東西線 西葛西駅下車徒歩10分。
地下鉄新宿線 船堀駅下車徒歩15分。
JR総武線新小岩駅 都バス新小21 新小岩駅(船堀駅経由)から西葛西駅 「宇喜田」もしくは「北葛西2丁目」下車。
そもそも金魚ってどんなお魚?金魚と江戸川区の関係は?
金魚ってどんなお魚?
金魚のご先祖様はフナ。
フナが突然変異で赤くなったのが金魚です。
中国では「チンユイ」と呼ばれ、お金が余るという意味の「金余(チンユイ)」と同じ発音のために縁起が良いとされています。
16世紀初頭に中国から伝わってきた金魚は大名などの間で高級輸入品として広まりました。
その後江戸で金魚の養殖が始まり、庶民の間にも普及していきました。
金魚の寿命はどれくらい?
金魚の寿命は一般的には10年~15年とされています。
しかしこの老衰で死んでしまう場合の寿命です。
金魚がどれぐらい生きるかについてはその飼育環境が大きく関わっています。
本来丈夫で飼いやすいとされている金魚ですが、家庭で飼育する金魚の生育年数は環境を整えた場合、平均3~4年程生きるそうです。
金魚の種類はどのくらい?
金魚の種類は現在では100種類以上!
近年では中国で改良された様々な品種が輸入されてくるようになり種類は増え続けています。
金魚は日本だけの魚?
金魚は中国が原産地です。
遺伝的変異を起こしやすい特徴を利用して人為的に様々な品種が作りだされてきました。
アジア各国や欧米でも飼育されています。
金魚と江戸川区
江戸川区にある船堀駅周辺は、街全体が金魚一色となっています。
全盛期には20軒以上の金魚屋がありましたが、現在では佐々木養魚場と堀口金魚養魚場の2軒のみとなってしまいました。
今でも街全体にその名残が残っていて駅や遊歩道、小学校にも金魚を描いた壁やタイルを見つけることができます。
街全体で明治時代からの伝統を受け継いでいるのですね!