新潟県村上市の夏といえば「村上大祭」!どんなお祭り?
村上大祭は西奈彌羽黒神社の例大祭で、380余年の歴史があります。
毎年7月6日の宵祭りでは、各町が屋台を引いて自町内を中心に巡行し、翌7日の本祭りでは、早朝から各町の屋台や荒馬、笠鉾が羽黒神社前に集まり、旧城下を巡行します。
歴史
江戸時代初期の寛永10(1633)年、藩主・堀直竒(ほり なおより)候が今の地に西奈彌羽黒神社社殿を造営し、臥牛山の元羽黒から神社本殿の神体を移したことが始まりとされています。
開催概要
令和5年度 村上大祭
2023年7月7日(金)宵祭 (午後 町内巡行)
2023年7月7日(金)本祭
露店開設期間:2023年7月6日(木)~8日(土)
開催場所:西奈彌羽黒神社、村上市
来場人数:2018年は県内外から約5万5千人来場
村上大祭臨時露店市場開設区域図・臨時露店開設に伴う交通規制図(PDF)
参照サイト:
どんなお祭り?
3基の神輿に御神霊を奉遷して、荒馬14騎、稚児行列を先導に町内を巡行する「お旅神事」です。
「新潟三大高市(たかまち)」の一つにも数えられています。
新潟県内で行われるお祭りの中でも屋台の数も多く規模の大きなお祭りのを「新潟三大高市」といいます!
「高市」が「縁日」という意味だそうです。
①柏崎市 えんま市
・毎年6/14~16開催
・500以上の露店が約2キロメートルにわたって立ち並びます。
②新潟市 蒲原祭り
・毎年6/30~7/2開催
・延べ1kmにわたり450店余りの露店が並びます。
③村上市 村上大祭
・毎年7/6~8開催
・約300店の露店も並びます。
地元の人にとってお祭りの意味は?
各町内で法被も違なり、おしゃぎりの二階部分には町内毎に違う乗せ物が乗っています。
後ろの見送りも見事です。
おしゃぎり屋台は釘を一本も使わず、凹凸でかますようにして組み立てます。祭りにかけた地元のみなさんの熱意を感じさせますね!
アクセス
公共交通機関:JR羽越本線「村上駅」より徒歩で20分。
車:日本海東北自動車道「村上瀬波温泉IC」より車で3分。
村上大祭といえば「おしゃぎり」おしゃぎりって何のこと?
村上大祭に曳きだされる山車のことを村上では「おしゃぎり」といいます。
呼び名の由来は、歌舞伎や狂言で、鉦や太鼓で演奏される音曲やお囃子のことを「しゃぎり」というところから来ているものとも言われています。
19台のおしゃぎり運行は圧巻です。
彫刻を施し、村上伝統の漆塗りの粋をこらしたおしゃぎりの中には、二百年以上前のものもあり、まさに華やかで美しく、きらびやかです。
村上大祭2018おしゃぎり巡行(新潟県村上市)Murakami Taisai Grand Festival 2018 Oshagiri Float Parade MurakamiCity, Nii
山車との違い
山、鉾、人形などで飾りたてて、これを大勢で担ぐか車に乗せて引くのと比較すると、おしゃぎりは高さは5m以上、車輪は2mもあります。
そして構造は、1階にお囃子を演奏するスペースがあり、2階には各町内ごとに異なる「乗せもの」が飾りつけられ「見送り」と呼ばれる見事な彫刻が施されています。