片付けが遅れると「婚期が遅れる」っていう噂の由来は?
さて、ここで気になるのは片づけが遅くなると「婚期が遅れる」という噂です。
3月3日から1日経つごとに1年遅れるなんて言われていますよね。
たった1日で1年…困ったものです。
(でもそもそも啓蟄の日にしまうとなると、2~3日遅れるので、全員2~3年遅れることになってしまうんですが…。)
雛人形というのは、女の子にふりかかる不幸や災いの身代わりになってくれるという、有難いものなのです。
その雛人形をずっと飾っておくと、「不幸や災いが戻ってきてしまう」といわれており、ここから、「不幸が戻る」=「お嫁にいき遅れる」という噂になったのだそうです。
しかしながら、これは江戸時代頃に誕生したお話であり、その頃の結婚年齢は20歳以下です。
今の結婚平均年齢は約28歳、江戸時代からすると「お嫁にいき遅れる」と呼ぶ時期なんてとうに越えています。
なので、不幸の身代わりになってくれる雛人形は、お礼を伝えながら大切にしまってあげるのが一番良さそうですね。
覚えておくべき、「雛人形の片付け時短術」とは?
雛人形は大切にしまいたいところですが、やっぱり大きなものだと時間がかかってしまうものです。
そこで、雛人形を片付ける時短方法をご紹介していきます!
用意するもの
- 羽毛はたき
- 薄手の手袋
- ジップロックなどチャック付きの袋
- ティッシュ
- 新聞紙
片付け方法
- 湿気を取り除くため、窓をあけ風通しを良くしておく
- 人形についたホコリを羽毛はたきでサッと取り除く
- 人形の持ち物や小物をジップロックにまとめる
(誰の持ち物か書いておくと飾るときが楽に!) - 人形の顔をティッシュで、胴体を新聞紙でくるむ
- 箱に入れ、防虫剤を入れる
これで終了です!
ポイントは必要なものの準備を先にしておくこと!
あとはしまいこむだけです。
準備さえできていれば簡単にしまえそうですね。
雛人形の飾り方・しまい方
まとめ
1.関東なら2024年3月5日!啓蟄の日にしまいましょう。
2.関西なら2024年4月11日頃!旧暦の3月3日にしまいましょう。
3.身代わりになってくれた雛人形は、大切にしまいましょう。
4.片付けのポイントは事前準備と湿気対策!
片付ける日は、事前に風通しを良くしておきましょう。
片付けが遅れると婚期が遅れるから、早めに片付けようと信じ込んでいましたが、元々の意味や由来を調べてみると、少し違う意味があることが分かりました。
今後はぜひ昔ながらのやり方に沿って、雛人形の片付けをしてくださいね!
いつまでもキレイなままで雛人形を飾ってあげましょう♪