保育園の先生向け!こどもの日の出し物アイデア3選! その3:かけっこ
外遊びも兼ねて楽しめるこどもの日の出し物としては、ビニールで作ったこいのぼりを持って走り、こいのぼりがしぼまないように楽しむのもおすすめです。
用意するものは走る際に持つビニールのこいのぼりだけで、これは軽い素材のポリ袋などに簡単にこいのぼりの模様を描くだけでも十分です。
必ず模様は「描く」ことが大切で、シールなどを貼り付けてしまうとビニールが重くなり、風を受けて膨らみにくくなってしまうのでご注意ください。
「リレーのようにバトンに鯉のぼりをとめて順番にリレーをしながらずっとこいのぼりを膨らませ続けられるか」という遊びにしても楽しめると思います。
飾られているこいのぼりと同じように風を受けて泳ぐこいのぼりと一緒にかけっこすることが出来るので、子どもも楽しめおすすめです!
「こどもの日」「こいのぼり」って何?と子供達に聞かれたら?
こどもの日は鯉のぼりを飾る、柏餅を食べる……ずっと続けているこの行事、こどもから「鯉のぼりってなに?」って聞かれると逆に困ってしまうかもしれませんね。
こどもの日はそもそも国民の祝日に指定されていて、「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福を祈願すると共に、子どもを生んだ母へ感謝する」日と定められています。
鯉のぼりのはじまりは奈良時代までさかのぼり、現在の鯉のぼりの原型は江戸時代に一般庶民の間で広まったものなんですね。
またこどもの日には鎧兜を飾ることもありますが、これは男の子の成長と安全を祈願して座敷に鎧や兜などの武具を飾り、端午の節句を祝ったことがはじまりです。
江戸時代には武者人形や兜が描かれた「武者絵」を飾る風習として一般家庭に広まり、ここから今の鎧兜、槍などのレプリカを飾られるようになりました。
鯉のぼりはもともと真鯉(黒い大きな鯉)のみ飾られていて、現在の家族を表すものとなったのは実は昭和時代からなんです。
鯉は生命力が強く出世すると龍になるという伝説が中国にあり、子どもがどんな環境にも耐えて立派な人になれるようにという願いを込めて、鯉のぼりが広く飾られるようになったんですね。
ですから「こいのぼりって何?」「こどもの日って何?」と園児に聞かれた場合、「みんなが大きく立派に成長してほしいと願って飾る日だよ」とシンプルに答えるのが一番だと思います。
子どもの日や鎧兜についても同じ、どちらも安全と健やかな成長を願うものなので、同じように説明すれば大丈夫です!
保育園で伝える「こどもの日の由来」子どもに分かりやすい紙芝居!こいのぼりの歌♪
まとめ
こどもの日の行事は制作や柏餅などの食べ物、そして今回のような出し物と、本当にたくさんあります。
また同時に子どもの日とはなにか、こいのぼりとは何かを学習できる絶好の機会でもあるので、ぜひこどもの日にちなんだ制作や出し物を考えていきましょう。
今回ご紹介したアイデアを参考に、それぞれの保育園の園児に合わせた楽しいこどもの日の出し物を考えてみてくださいね!