超音波加湿器が故障してしまった!考えられる原因は?
超音波加湿器の蒸気が出ない、動かない、変な異音がするなどの故障には様々な原因が考えられます。
考えられる要因を挙げてみます。
①本体の基盤に水が入ったことによるショートや漏電
本体側に水が入らないように、排水の向きの表示が必ずありますが、その向きと逆向きに排水してしまうと本体に水が入ってしまいます。
加湿機本体を水洗いなんて事はもってのほかです!
本体の電子基板や配線に水が侵入しショートや漏電などの危険があります。
この場合は使用を中止し、新しいものに買い替えるしかありません。
乾燥させたからといって、使用するのも危険です。
②超音波を発する振動子(振動板)が汚れ水蒸気が出ない
超音波を発する振動子が掃除せずに汚れてしまうと水を振動させることができず水蒸気が出ない場合があります。
また、モーター音が大きくなったなどの問題も掃除、手入れで解消する事があります。
③振動子に傷がついてしまって水蒸気が出ない
掃除の時に使用した掃除用品などが原因で振動子に傷がついてしまって水蒸気が出ない場合もあります。
掃除のときは柔らかくキズが付きにくい素材がおススメです。
④フロート部分が固着しフロートが動かない
フロートが動かなくなると正常に作動しなくなります。
水が減らないのもこれが原因なことが多いです。
白い結晶で固着している場合は掃除すれば治る場合があります。
超音波加湿器のお手入れ
毎日少しのお手入れをしていれば、故障を防ぎ清潔に加湿器を使用することができます。
時間のかかるものではありません。
逆に掃除しない方が、手間が大きくなります。
簡単なのでやってみてくださいね。
①水受けの部分に溜まっている水を捨てる
水の受ける部分に溜まっている水は毎日捨てましょう。
捨てる方向が矢印などで必ず書いてありますので、その矢印の方向へ傾けて水を捨てて下さい。
逆方向にすると、本体に水が入り、故障の原因になります。
またタンクタンクの中を水ですすぎ、毎日新しい水道水に入れ替えてください。
1週間に1度程度でいいのでタンクをスポンジで磨きます。
アロマウォーターを使用している人は、菌の発生源になりやすいので特に注意が必要です。
水を捨てたら水受けの部分をティッシュなど柔らかいもので拭き取り清潔に保ちましょう。
水を抜いたら、フタを外して乾かすとぬめりなどを防ぐことができます。
水にいれるだけの、除菌抗菌剤を使用すると安心です。
②振動板の掃除をする
水の溜まる受けの部分にある「振動板(白くて丸い超音波を発する部分)」を、水を抜いた時に一緒に拭いておきます。
③本体外のホコリガードの網を掃除する
本体の下、または横の方についている網状のフィルターの埃を除去します。
放置しておくと埃で目詰まりして故障したり、蒸気が出なくなります。
超音波加湿器が故障してしまって困る!自分で修理は可能?
超音波加湿器は修理依頼で見積りすると、新しく購入した方が安くあがるのがほとんどです。
基盤が水やオーバーヒートによるショートで壊れた場合など、部品の故障は自分で治すのは不可能です。
水垢やカルキによるヒーター部とフロート部の詰まりであれば、自分で治すことも可能です。
①本体からタンクを外し本体の水を拭く。
②ゴム部分を抜き取り綺麗に拭き掃除する。
③ネジを外す。(底蓋と電源コード固定ネジを外す)
④クエン酸を含ませた布や綿棒等で丁寧にふき取る。
⑤加湿器のヒーター部のネジを外して同様に掃除する。
⑥元通りに組み立てる
⑦タンク裏側のフロート部分を外して傷つけないように掃除する。
⑧フロート部分を元に戻す。
水量センサーや電源などの基盤を濡らしたり、高電圧コンデンサに触らないように厳重に注意してください。
自信のない方は、安易に自分で修理しようと思わないほうが無難です。
壊してしまう可能性があります。よく考えてからにしましょうね!