春の花といえば「花桃」。どんな植物?どんな花?
まずは、花桃(はなもも)についてご紹介しましょう。
花桃とは、中国で観賞用に、花付き良く改良された桃の花のことです。
ころんとかわいい花をつけます。桃の節句などで、飾られる花はピンク色でかわいいですよね?あれこそが花桃なんですよ。
花桃は、薄ピンク、白、濃いピンクの三色があります。
枝いっぱいに花が咲くと、桜とは違った色合いで、とってもきれいなんですよ。花桃は大体、桜が終わった後に花が咲いて見ごろを迎えます。
その時の寒暖差にもよりますが、大体、4月の下旬から5月の上旬に見ごろとなります。
ちなみに、花桃だって、きちんと受粉していれば、花が終わった後に小さな桃の実を作ってくれます。
ただし、花に重きを置いているので、甘くておいしい実がなるわけではないんです。
花桃は、暑さや寒さに強くて育てやすいですが、日向で風が強くない場所が適しています。
庭などに地植えした場合は、よっぽど乾燥していない限り、水やりなども不要です。
病気や虫さえ、気を付けていれば育てやすい植物だと思いますよ。
阿智村の花桃の開花情報・見頃は?
長野県にある阿智村は、花桃の里と呼ばれており、里にある花桃街道は花桃の名所として知られる場所です。
また日本一の桃源郷と呼ばれており、園原ICから行ける月川温泉郷周辺には、約5,000本の赤、白、ピンクの花が咲き乱れます。
はなもも街道
「はなもも街道」は車窓から楽しめるスポットです。
4月上旬~5月上旬にかけ、このあたり一帯が桃源郷へと変化します。
伊那谷〜木曽谷を結ぶ国道256号線は「はなもも街道」といわれ、約40kmにわたり国道沿いに花桃が植えられており、春限定の美しいドライブコースとして賑わっています。
花桃の里
散策をしながら花桃をお楽しみいただけます。
園原ICからすぐの日本一の桃源郷で、約5,000本の赤、白、ピンク3色の花が咲き誇る景色のグラデーションは圧巻です。日本一の花桃の木々が立ち並ぶ里です。
開花時期:4月中旬~5月中旬(約2週間程度)※花桃祭りは花桃の開花に合わせて開催(2023年現在未定)
花桃のライトアップ:18:00~21;00頃(開花期間中)
駐車場は夜無料開放しています。(昼間は有料となります)
花桃まつり 公式サイト:
雨の阿智村月川温泉郷、花桃の里を歩いてみた
花桃の里の歴史は、大正十一年に福沢諭吉の娘婿の福沢桃介さんが、ドイツから持ち帰ったことが始まりとされており、大桑村の須原発電所に植えられた花桃の実を、増やしたいと思った人が妻籠の国道256線沿いに植えたことが、花桃街道の始まりとされています。
花桃の里の花桃は、4月中旬から5月中旬に見ごろとなります。
見ごろの期間が長いので、遠出の計画も立てやすいですね。
アクセス情報
花桃街道は、伊那谷から木曽谷を結ぶ国道255号線です。
約40Kmに渡って、10,000本の花桃が植えられているので、ドライブにも最適です。
東京方面 新宿バスターミナルより高速バスで約4時間 伊賀良下車後タクシーで30分。
名古屋・大阪方面 名古屋名鉄バスセンターよりバスで約2時間 タクシーで5分。
名古屋・大阪方面 中央道園原IC から5分 (名古屋I.Cより約90km)。
阿智村園原月川温泉郷 満開、花桃の里