信夫三山暁まいり!祭りの歴史、由来・日程は?
江戸時代から400有余年に渡って続いている福島市羽黒山の山頂に鎮座する羽黒神社の例祭「信夫三山暁まいり」は、長さ約12m、幅約1.4m、重さ約2tの日本一の大わらじが約100人の担ぎ手によって担ぎ上げられ、威勢のいい掛け声で市街地中心部を練り歩いた後、長い坂道を経て羽黒山神社下の険しい参道を一気に担ぎ上げて奉納されます。
羽黒山神社境内に隣接している別当寂光寺参道の仁王門に安置された仁王様の足に合わせた大わらじを作って奉納したことが始まりとされています。
「信夫三山暁まいり」は、地元御山地区の「御山敬神会」によって大わらじの制作と奉納が受け継がれ、五穀豊穣、家内安全、身体強健などを祈願します。最近では、交通安全・合格祈願などにも霊験あらたかと伝えられます。
雪の急な参道を滑りながら参拝することから縁結びの神ともいわれ、3年続けてお参りすると恋が結ばれるという言い伝えもあることから、今も若い男女の姿が絶えません。
境内には干支に因んだ絵馬やゆず飴のほか、縁起物のマサルやだるま、金のわらじ付き破魔矢などを販売する露店が並び、毎年、夜を徹して約8,000人の参拝者が訪れます。
信夫三山暁まいり
お祭りの日程
暁まいり
開催日時:令和6年2月10日(土曜日)から同月11日(日曜日)
会場:信夫山羽黒神社
大わらじ練り歩き
令和6年2月10日(土曜日)午前9時から午前11時30分(予定) ※毎年2月10日から11日に開催
バス:JR福島駅から福島交通・ バス市内循環「ももりん」2コース乗車→「福島テレビ」下車→徒歩30分(羽黒神社まで)
車:東北自動車道・福島飯坂ICから15分
駐車場:信夫山の駐車場(太子堂駐車場 P1など)
関連サイト:
信夫三山暁まいり! みどころ3選 その1:大わらじ奉納
小雪舞い散る中、100人ほどの若衆によって担がれたわらじは市内を練り歩いた後、五穀豊穣、家内安全、身体強健などを祈願し羽黒神社に奉納されます。
また、MAXふくしまから黒沼神社までの行程は子どもわらじパレードも続き、大わらじの後を追うように進んでいきます。
100人近い担ぎ手が街なかを練り歩きます。
仁王坂では、子どもわらじパレードに参加していた子どもたちも引き手に加わり、最後の力を振り絞ります。
神社に到着すると、今度は大わらじを立て掛ける作業が待っています。担ぎ手だけでなく、観客にも力が入ります。
境内や参道にはさまざまな露店が並び、夜半から翌朝にかけて参拝者が後を絶ちません。
また、3年続けてお参りすると恋が叶うという言い伝えがあり、家族連れや若いカップルなど多くの人々でにぎわいます。
大わらじを担いで奉納 福島で信夫三山暁まいり