部活の先輩がパワハラ・暴力をしている!指導とシゴキの違いとは?対処法や相談先は?

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部活動の先輩がパワハラ・暴力を行っている! 指導とシゴキの違いとは?

部活動の先輩の行動がどう見てもパラハラや暴力にしか見えない、ただのシゴキであって指導ではない……こう悩んでいる場合、まずはそれぞれの言葉の意味を改めて見てみましょう。

パワハラとは、同じ職場(ここでは部活動)の人に対して、人間関係などの優位性を背景に適正な範囲を越えて精神的、もしくは肉体的な苦痛を与えたり環境を悪化させる行動のことです。

暴力はそのまま、乱暴に振るう力や無法な力のことを指し、近頃では心理的な虐待やモラルハラスメント、いわゆるモラハラも暴力と認知されるようになってきています。

こうして改めて見てみると、やっぱり部活動の指導を超えた理不尽なパワハラなどは明らかにおかしいことであり、間違っていますよね。

指導とシゴキについては更に難しく、例えば部活動で暴力が振るわれていたとしても「当たり前」という方、「暴力で服従させる方法は間違っている」という方、様々です。

これは指導やシゴキをしている上級生や教師などだけではなく受け取る生徒側、そしてその話を聞く保護者の中でも受け取り方が違います。

しかし指導というのは目的に向かって教え導くことであり、無意味なシゴキとは決して同じものではありません。

例えば「部活中の休憩時以外の水分補給は禁止」というルール、これは指導者にしてみれば方法が合っているかどうかはさておき、「鍛錬のひとつになる」と思っているわけですね。

しかし受け取る側からすればこれは喉がどれだけ乾いても「我慢する」ということにしかならず、我慢すれば努力したことにもなってしまうわけです。

「水分補給を我慢する」これが目的になってしまっていて、命令に従えば努力したことになる……これはどう考えても鍛錬でも何でもありませんよね。

またこのシステムが続いてしまうと指導者側としても「命令をして従わせる」という効果に目を奪われてしまい、これが目的となってしまいます。

部活動の伝統など言われているつらいシゴキは大体これが原因で、1年生は何でも命令を聞く、先輩の命令は絶対というシステムが作られてしまうわけです。

もちろん最初にお話した通りこれはただの我慢、そして先輩の命令が目的となってしまっている理不尽さの結果なので、決して暴力は認められるなんてことはありません。

部活の先輩のパワハラ、どうやって証明をする?

部活の先輩からのパワハラだとただ主張しても、「これが指導でありそんなことをいうのは甘え」と言われてしまうと、どうしても強く出られません。

しっかり証明をするためにはそれなりの根拠、そして証拠をつきつける必要があるので、まずはその方法を考えていきましょう。

確実なのは部活中の音声などを録音する、更に上の立場である先生に相談して部活中を見てもらう方法ですが、音声録音などは必要なもの以外を身につけるのが厳しいかもしれません。

もちろん一人で主張するよりも複数で主張するほうが説得力もあるので、まずは同じ学年の仲間と相談し、証人となってもらう方法もありですね。

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