2024年初午!初午とは?初午の由来・歴史
まず、2024年の初午の日は、2023年2月12日(月・祝)です。
このことから分かるように、初午の日は、2月の最初の午の日を指します。
元々は、農業の豊作祈願であり、農作業始めだった旧暦の2月となっていました。
奈良時代の711年に、この初午の日に京都市にある伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座したことから、現在では、全国の稲荷神社で盛大にお祭りが行われています。
お供え物として、いなりずしが食べられ、「初午いなり」と呼ばれています。
そのため、初午の日は地域によって異なった意味合いを持っています。
奈良県では、初午の日に子供たちが近所の家を回って、旗飴という飴をもらうんだそうですよ。
初午祭2018
初午のお供えものが「いなりずし」の理由は?
初午のお供えものとして定番なのが、いなりずしです。
これは、伏見稲荷大社が稲荷神社の総本社であり、稲荷神社には稲荷神を祀る神社であり、稲荷神はお稲荷様やお稲荷さんと呼ばれています。
古来から、日本では狐が神聖なものとされており、稲荷神社では狐が神の使いとして祀られています。
そのため、神の使いである狐が好物である油揚げをお供え物として、お供えします。
そこから、油揚げを使った料理が「稲荷」と呼ばれるようになり、油揚げの中に酢飯を入れたものが「いなりずし」と呼ばれるようになりました。
現在では、いなりずしを初午の日に食べるようになりました。
日本各地の稲荷神社では、現在でも油揚げを奉納しているんですよ。
五穀豊穣、商売繁盛を願って参拝した後、いなりずしを作って家族みんなで食べるのが定番です。
北関東では「しもつかれ」という料理も有名です。
油揚げ、鮭の頭、野菜の切りくず、酒粕を煮込んだ郷土料理だそうです。
近所同士で交換し合い、多くの家のしもつかれを食べると、無病息災でいられると言われています。
他にも、初午団子というものもあります。
これは蚕を育てている人が繭がたくさん取れることを祈願して、奉納するものだそうです。
しもつかれを食ってみましょう!