五色の水を天高く放水!岡山県備前市「源平放水合戦」2024!その他、東京出初式は?

1月のお祭り
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岡山県備前市の冬といえば「源平放水合戦」どんな行事?

源平放水合戦は岡山県備前市の消防団日生方面隊の出初め行事であり、毎年日生港でスリリングな攻防が行われています。

この出初め行事は昭和20年代から心身の鍛錬を兼ねて行われている伝統行事であり、日生エリアでは沖合に諸島を抱えているため消火活動も船で行うことがあり、こうした形式になりました。

源平放水合戦では正午に約100人の団員が集結し、東西の二手に分かれて7隻ずつ船に乗り込みます。

約25m離れて対峙した後指揮船の合図で放水の押収がはじまり、激しくスリリングな放水合戦で盛り上がるんですね。

合戦が終わった後は赤や青、黄色などの色粉で鮮やかに染まった水を上空へ打ち上げ、今年の地域防災に祈りを込めた万歳三唱で締めくくるというスケジュールになっています。

そんな源平放水合戦は毎年2月上旬、放水合戦は正午12時から日生港で開催となっています。

詳しくは以下にまとめているので、次回の源平放水合戦を見てみたい方はぜひチェックしておきましょう!

源平放水合戦開催概要

開催日: 2024年2月4日(日) ※例年2月第一日曜(予定)

開催時間
式典・訓練披露(日生中学校グラウンド) 9:45~
放水演習開始( 日生港湾内)12:00~

開催場所:日生港内

住所:〒701-3204 岡山県備前市日生町日生

源平放水合戦は真冬の寒い中開催されるイベントではあるものの地元の方にとっては「親族が集まれる第二の正月」とも言われていて、毎年たくさんの方で賑わっています!

https://www.okayama-kanko.jp/event/12829

アクセス情報

岡山県備前市日生町日生

公共交通機関:JR「日生駅」から徒歩15分。

そもそも出初式とはなんのために行われているの?

先程の概要で「消防団の出初め式」といいましたが、そもそも出初め式がどのようなものなのか分からないという方も多いと思います。

出初め式とは日本の消防関係者によって1月初旬あたりに行われる、言ってみれば「仕事始め」の行事なんです。

例えば警察の場合は「年頭出動訓練」、伊勢神宮の伊勢消防組は「出初め式」「ではじめしき」と呼ぶなどそれぞれ言い方が違う場合もありますが、およそ指している内容は同じです。

出初め式の始まりは江戸時代の火消しによる「出初」「初出」が起源となっていて、現在では消防吏員や消防団員などの消防関係者によって行われ、主催については地域によって様々です。

一般的には1月6日に出初式を行うことが恒例であり、出初式では一斉放水や避難救助などの演習から梯子乗りなどの披露、その他消防団などによるパレードなどもあります。

日本では江戸時代の頃から江戸では火消が制度化されていたものの、1657年に発生した明暦の大火では江戸の大半が消失する大火災となってしまいました。

そのため翌年から幕府直轄の新たな消防組織として「定火消」が制度化され、さらに翌年定火消4組が上野東照宮に集結し気勢を上げ、この行動が「出初」と呼ばれ、希望と信頼を与えたんです。

そのため毎年1月4日に上野東照宮での定火消による出初が行われるようになったのが儀式化していき、その後町火消にも少しずつ定火消の出初が伝わっていったんですね。

その後火消の形は時代に合わせて消防団に変化していくものの出初は1月4日に行われていて、大正時代頃から1月6日の開催が増えていくことになりました。

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