世界遺産平泉中尊寺に初詣に行こう!中尊寺とはどんなお寺?
中尊寺は岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗東北大本山の寺院で、この山全体の総称です。
本寺である「中尊寺」と山内の17院の支院で構成されています。
平安時代に慈覚大師によって開かれたことに始まり、その後奥州藤原氏により多くの堂塔が造営されました。
奥州藤原氏滅亡後、仏堂の多くが失われましたが、金色堂、経蔵、金色堂覆堂など6件の国宝・重要文化財建造物のほか、全盛期の遺跡が良好な状態で保存されています。
平成23(2011)年6月に「重厚に金箔を押した中尊寺金色堂は、12世紀から残る唯一のものであり、奥州藤原氏の巨大な富を反映している。」とし、世界文化遺産に登録されました。
釈迦如来を安置した本堂には、比叡山延暦寺より分灯された不滅の法灯が燃え続けています。
「五月雨の降り残してや光堂」と芭蕉が詠んだまばゆいばかりの金色堂では副葬品の多くが重要文化財に指定されています。
おすすめスポットの紹介:月見坂
国道4号線から、中尊寺坂下へと進んで行くと、「月見坂(つきみざか)」と呼ばれる坂の入り口にたどり着きます。
月見坂は「厄除け、除災、浄化」のパワーを授かるスポットと言われています。
道の両脇には樹齢300年以上の老杉が邪気を浄化してくれます。月見坂から本堂へ時間をかけながらゆっくり歩く事によって、障害を打ち砕く強いパワーを授かると言われています。
おすすめスポットの紹介:金色堂
特に強くパワーを授かれるのが「金色堂」。
その名の通り堂の内側も外側も金箔が貼られている金色の阿弥陀堂です。
須弥壇(しゅみだん)の下の棺には清衡、2代基衡、3代秀衡のミイラと、4代泰衡の首が安置されています。
非常に強い「金」の気があふれている場所と言われ金運があがるだけでなく「金に関する悪運」までも浄化してもらえるそうです。
中尊寺の概要
場所:岩手県西磐井郡平泉町 平泉衣関202
料金(有料拝観エリア):大人800円・高校生500円・中学生300円・小学生200円
※有料エリア以外の境内参拝は無料
※1月1日 0:00~6:00は無料
ご利益 :商売繁盛、交通安全 、家内安全、縁結び、学業成就等
宗派・ご本尊 :天台宗/釈迦如来
1月の行事
1月1日初詣(はつもうで)
初詣は、新しい年の平穏無事な生活と豊かな実りを祈るものです。
県内はもとより全国各地から訪れた参拝の人々は、破魔矢や家内安全・商売繁昌の御札を手に「佳い年でありますように」と互いに声をかけあったりして、境内を賑わせます。
大晦日は新年の五穀豊穣・世界平和を祈願する護摩供・不動堂では新春祈祷を行います。みなさまの御来山をお待ちしております。
1月1日〜8日 修正会(しゅしょうえ)
正月に修する法要のことをいいます。
中尊寺では元日から8日まで、山内の諸堂を会場として諸尊仏に面座して牛玉宝印(本尊の種字が刻された木製の印)を加持し、天下泰平(世の中がよくおさまり、穏やかなこと)・万民豊楽(人々がみな豊かで、楽しく暮らせること)・五穀豊穣(米などの作物が豊かに実ること)が祈願されます。
新春祈祷
今年も残り少なくなりました。過ぎゆき年を反省と感謝をもって送り、希望に輝く新年を善願成就の願いをもって迎えたいものです。「一年の計は元旦にあり」ものごとを成就させようとするなら、先ず願いをおこし、目標を立てることが必要です。中尊寺不動堂では、元朝より皆様の交通安全、そしてひとりひとりの願いが叶うようにご祈祷致します。皆様お誘いあわせの上、ご参詣下さいますようご案内申し上げます。
期間/1月1日〜8日
志納金/5,000円~
お問い合わせ/中尊寺不動堂 新春祈祷 係 TEL:0191-46-2211
中尊寺 公式サイト:
中尊寺の初詣、何時から参拝可能?
大晦日、元旦の拝観時間について
元日
大晦日の夜~16時30分
1月2日
午前8時30分~16時30分
1月3日
午前8時30分~16時30分
参照HP: