冬に大量発生する蚊のような虫はなに?
また冬場に大量に発生しているように見える蚊を見ることもありますが、こちらは「ユスリカ」という蚊の仲間です。
基本的に幼虫は他の蚊と同様水生で川や池などほとんどの淡水域に生息し、成虫になると蚊とよく似た形や大きさになります。
しかしユスリカは人を刺すことはなく、蚊を叩いたときに見かけるような黒い粉が肌につくなんてこともありません。
とはいえ刺さない蚊であっても大量発生しているのは気持ちの良いものではありませんし、それが家の近くともなれば尚更ですよね。
蚊の一種であることも変わりないので基本的な蚊の対策も効きます、蚊取り線香や殺虫剤などで駆除してしまう方法がおすすめです。
また身の回りの水場、例えば排水溝や下水などをチェックし、もし発生源を見かけたらそこにも殺虫剤を撒いておくとより安心できますよ!
冬でも夏でも蚊に刺された後の正しいケア方法とは?
蚊は刺されるとふくれあがってかゆくなり、かゆいからとかいてしまうとどんどんかゆみが強くなるという嫌な悪循環に陥ってしまいます。
このかゆみ、実は蚊のせいではなく、身体が虫の毒などのアレルゲンを倒そうとしている免疫反応なんです。
かゆみも場合によっては痛みになりますがこれはその免疫反応の強さの違いであり、しばらく我慢しておけば自然となくなるのもそういった理由からなんですね。
とはいえ蚊に刺されたかゆみはつらいときもあり、対策方法としては冷やす、もしくは逆にあたためる方法が有効です。
虫に刺されてかゆい部分は炎症なので冷やすことによってかゆみも和らぐ可能性はもちろんあり、あたためることによって蚊の唾液成分のタンパク質を破壊しかゆみが収まることもあります。
どちらが有効かについては刺された直後の場合はあたためる、少し時間が経ってかゆみが続いている場合は冷やしたほうが効果的とされています。
またもちろん市販の虫刺され薬も有効なので、蚊に刺された場合のために年中確保しておくと安心できると思います。
ちなみに蚊は二酸化炭素や体温に惹かれて寄ってくるので、他の人よりも体温が高く呼気を排出している場合、蚊にさされやすくなります。
妊娠している女性や子どもが刺されやすいのはこういった理由があり、また肥満の方も身体が大きいため二酸化炭素の排出量が多く、刺されやすいんですね。
更に別の情報として、人間の血液型を定める赤血球上の抗原が体内を循環して全ての体液に含まれている方は「分泌型」とされ、分泌型の人間は蚊に好まれやすいんですね。
また蚊はO型の血を好むという一見都市伝説みたいなことを聞いたことがある方も多いと思いますがこれも本当のことのようで、O型の方は刺されやすいと思っておいたほうが良さそうです。
まとめ
夏場はある程度仕方がないと思ってはいても、冬まで蚊に警戒しなければならない、対策をしなければならないなんてちょっと残念ですね。
しかし近頃は常に暖かい場所も増えていて家庭内でも蚊が越冬している可能性はあり、刺されたあとを考えるときちんと対策しておいたほうが安心です。
家の周辺の下水や排水口を調べる、殺虫剤を撒いておくのももちろん良い対策になるので、ぜひ一度おうち、そして周辺をチェックし、蚊に刺されない対策をしておきましょう!