伊賀市の10月といえば芭蕉祭!
伊賀上野ではかつて松尾芭蕉の遺徳を慕うものが集まった「しぐれ忌」という行事が行われていて、
昭和22年から「芭蕉祭」と改め大きな行事となっていきました。
2023年の芭蕉祭は77~回目という長い歴史もあり、俳句の大会、さらには芭蕉について詳しく知ることが出来るチャンスとして、歴史のまち伊賀の秋の風物詩となっています。
平成23年 芭蕉祭にて(^^ゞ
芭蕉祭は、松尾芭蕉が亡くなった10月12日に毎年開催されています。
伊賀市は俳聖芭蕉のふるさとです。
旅に生き、旅を栖とした漂泊の詩人、松尾芭蕉の文学的功績を讃え遺徳を偲び開催されます。
11日には「芭蕉祭記念講演会」、12日は式典が俳聖殿前で行われ、上野公園を中心に市内各地で俳句大会や史跡参観など芭蕉翁の功績にふれるイベントが開催されます。
開催概要
開催日:2023年10月12日(木) ※芭蕉祭は毎年10月12日開催です。
場所:上野公園俳聖殿前広場
駐車場:あり(有料)
イベント内容
俳聖殿の屋内に安置されている伊賀焼の芭蕉座像は芭蕉祭の10月12日のみ公開されます。
芭蕉祭には、全国から俳句愛好家や芭蕉翁を慕う方々が参加され、文化薫る歴史の町伊賀上野にふさわしい秋の恒例行事となっております。
アクセス方法
電車の場合:上野市駅から徒歩でおよそ5分程度
車の場合:名阪国道「中瀬」もしくは上野東インターチェンジから車でおよそ5分程度
地元の方にとっても地元から生まれた俳聖松尾芭蕉への敬愛の念は深く、芭蕉祭は毎年大切な行事として式典などにも多くの方が参加しています。
大掛かりなイベントではないものの会場には多くの方が訪れるので、余裕を持ったスケジュールなどを心がけておくと安心ですね。
芭蕉翁顕彰会 公式HP:
関連HP:
俳聖 松尾芭蕉ってどんな人?何がすごいの?
俳聖松尾芭蕉と言えば誰もが知っている江戸時代に生きた俳諧師で、彼の出身が三重県の伊賀市なんですね。
俳諧の芸術的な完成者であり、日本だけではなく世界的にも知られる日本を代表する俳諧師の一人、それが松尾芭蕉です。
松尾芭蕉と言えば連想することも多い「おくのほそ道」、これは松尾芭蕉が東北から北陸を巡り、岐阜県の大垣まで旅した紀行文になります。
伊賀市で松尾芭蕉の行事「芭蕉祭」が開催されるのはもちろんふるさとであるからでありますが、芭蕉は様々な地を巡っているため「ゆかりの土地」はたくさんあります。
銅像や碑はおくのほそ道結びの地となった大垣市や福井県の気比神宮、滋賀県長浜市の慶雲館、兵庫県の浄土寺などたくさんあり、ふるさとである伊賀だけこういった像を「芭蕉塚」と呼んでいるんです。
なんと松尾芭蕉の句碑はオランダのライデン大学にもあり、芭蕉が日本だけではなく世界的にも有名な俳聖であることが分かりますね。