知ってた?松茸といえば京都府!その理由は?
松茸は、高級食材として知られていますが、その栽培は難しく、採取するのに、技術が必要な食材です。
そんな松茸は比較的、養分の少ない乾燥した場所を好みます。
アカマツなどの針葉樹などの混合林の地上に生えることが多いです。
最適温度は22~25度と言われ、日本でも高緯度の冷涼な地域に発生します。
そのため、適した栽培場所として、長野県、京都府、兵庫県などが挙げられます。
特に、長野県は松本市をはじめ、上田市、諏訪市などの広い地域で、栽培が盛んです。
松茸ってどんなきのこ?なぜ希少なの?
松茸は高級食材の一つですが、なぜあんなに高いのでしょうか?
その理由の一つに、マツタケは人工栽培ができないことがあります。
松茸はキノコの中でも、生きた木の根に寄生して共生する「菌根菌」に分類されるものです。
この菌根菌はなかなか人口栽培が難しいため、松茸自体も天然ものしかないのです。
さらに、松茸の希少価値を高めているのが、採取の困難さです。松茸は直径数メートルの環状のコロニーを作って発生します。
この領域のことを「シロ」と呼びます。
この「シロ」の場所を分かっていない人には、マツタケをみつけることは大変困難です。
通常のキノコのように顔が地表に出てカサが開ききってしまった松茸は、香りも味も落ちます。
そのため、地表からわずか1~2センチ程度の松茸を見つける必要があるのです。
落ち葉がひしめく山林でこの状態の松茸を見つけるのは、たとえシロの場所を知っていても大変困難です。
また、荒れた山を手入れするのは、重労働であるために、行っている人がほとんどいないのが現状です。
そのため、希少となり、さらに高値で取引されるのです。