ベトナムの秋といえば中秋節!獅子舞・歌などベトナムの中秋節みどころまとめ!

10月のお祭り
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ベトナムの秋といえば「中秋節」!どんな行事なの?

最初にお話した通り中秋節中華圏の四大節句のひとつであり、その年の収穫や神様に感謝をする日であり、家族が集って過ごす日となっています。

日本では十五夜やお月見がこの日に当たりますが、お月見の日が祝日であったり家族で過ごすなんて習慣はないので、ちょっと驚きですね。

中国や日本では古くから月を愛でる風習が続いていて、ベトナムでも19世紀頃は祖先にお供えをする、宴会をしながら月を愛でるという習慣があり、お菓子や果物、灯籠や太鼓、銅鑼などで子どもたちも楽しんだそうです。

しかし現在ではこういった風習は見られなくなっていき、「こどものお祭り」としてどんどん変化していったものとなっています。

ベトナムの場合この季節はあまりお天気が良くない日が多く、月を愛でるには向いていなかったというのも変化の理由のひとつだと言われています。

ベトナムの中秋節は「子どものお祭り」

現在のベトナムの方にとっての中秋節は「こどものお祭り」であり、伝統的な提灯もこども向けのかわいらしいものが多くなっています。

かつて春から夏にかけては農作業が忙しく親が子どもをあまり構ってあげられなかったことから、それを償うための日として始まり、定着していったそうです。

中秋節といえば提灯ですがベトナムの提灯は乗り物やキャラクターものなど子どもに向けた物が多く、小学校でも中秋が近づくと灯籠を持って学校へ行って遊んだり、お菓子がもらえたりします。

またそれぞれの地区が主催した子ども向けのイベントもたくさん行われ、中秋節の前夜になると子どもたちの歌謡ショーなどを見ることが出来ます。

「都市部で子どもが道路を歩くのは危険」ということで灯籠行列はあまり見られなくなったものの、たくさんのイベントがあるので十分楽しむこともできるんですね。

大都市では中秋節が近づくと「フォーロンデン」という灯籠を売る夜市が登場し、たくさんのお店が集まります。

左右にたくさん吊るされた販売されている灯籠を眺めながら歩くのは楽しく、また食べ物の屋台などもあり、雰囲気は日本の縁日と言ったほうが近いかもしれませんね。

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