背高泡立草(セイタカアワダチソウ)の花言葉は?アレルギーの原因になるって本当?

10月のお祭り
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10月に見頃を迎える背高泡立草とはどんな花?

背高泡立草は元々北米原産の花で、かつて開催された東京オリンピックの工事のために大量に輸入された木材に種子がついていて、一気に広まったのがはじまりです。

これについても「蜂蜜を取る目的で輸入された」という説もありますが、いずれにしても背高泡立草が国内に広まった時期は同じなんですね。

アメリカでは背高泡立草は人気が高く州花としている地域もあり、「ゴールデン・ロッド(金色の鞭)」という名称で親しまれています。

セイタカアワダチソウ

「背高泡立草」と漢字で書くとちょっと分からないイメージもありますがこれは「セイタカアワダチソウ」と読み、そう聞くとなんとなく聞き覚えがある方も多いと思います。

背高泡立草はキク科アキノキリンソウ属の多年草であり、日本では「代萩」……切り花用の観賞植物で萩の代用として使われていたりもしました。

背高泡立草は河原や空き地などに群生するので「黄色い絨毯」に記憶がある方も多いと思いますが、高さ1メートルから2.5メートル、場合によっては4メートルをも超す大きさに成長します。

先の方に黄色い花をたくさんつけるのが特徴で、種子だけではなく地下茎からも繁殖するんです。

背高泡立草には「アレロパシー」という周囲の植物の成長を妨げる毒を出して勢力を広げる特徴があるため、国内に入ってきた後一気に広まっていました。

しかしアレロパシーは大繁殖させるもののその土地の栄養を枯渇させ、いずれは自分の毒で滅びるという特徴も併せ持っています。

その結果現在背高泡立草は減少し、背高泡立草に駆逐されていた在来種であるススキが近ごろは再び勢力を増している……植物は本当に不思議ですね。

背高泡立草の名所という情報はあまりなく、それもそもはず、背高泡立草はどちらかというとススキなど在来種を圧迫する「嫌われ者」の一面もあったんです。

しかし最近は背高泡立草にはアトピーやぜんそくなどに対する薬効があるということも分かってきていて、背高泡立草へのイメージも少しずつ変わってきています。

背高泡立草の花言葉は?自分で育てることはできるの?

このように勢力を広げしかし自らの毒によって減少を始めている背高泡立草、その花言葉なども気になるところですよね。

背高泡立草の花言葉は2つあり、それは「元気」「生命力」という、どちらも背高泡立草の強い性質が元となってつけられた花言葉です。

もちろんどちらも良い意味の言葉であり、贈る花言葉としてもむしろ良い、嬉しいものなんですね。

背高泡立草は野生に群生している花という印象が強く、「育てる」という感覚にあまりならないかもしれません。

背高泡立草は種子、そして地下茎で繁殖するので繁殖力が強く、他の花と一緒に育てると他の花の生育を妨げてしまうことにもなってしまいます。

もし背高泡立草を育てるのであれば他の作物と一緒にしないようなど、注意が必要だと思います。

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