9月の鎌倉といえば「萩」どんな植物?
萩は、古来から日本で親しまれて来た花です。
秋の花の代表格であり、秋の七草の一つとしても有名です。
通常は赤紫色の花が咲き、時には白色の小さな花も咲かせます。
枝がしな垂れるので、無数の小さな花がまるではじけた花火のようでとっても華やかですよ。
月見草や鹿鳴草、鹿の花妻、風聞草、庭見草などの別称があることで知られています。
芭蕉が詠んだ『一つ家に遊女も寝たり萩と月』という和歌はとても有名です。
『万葉集』にも秋の季語として萩にちなんだ和歌がたくさん収録されています。
萩の開花は通常、7月から9月の間で、地方によってはお月見の際に、月見団子に萩を添える風習があります。
萩の花は控えめながらもたくましいため、「思案」、「内気」、「柔らかな心」、「柔らかな精神」などの花言葉がつけられています。
日本では、ヤマハギやミヤギノハギが広く分布しています。
そんな萩の名所として、鎌倉があります。特に有名なのが、別名「萩寺」とも呼ばれている宝戒寺です。
他にも、鎌倉の萩の名所として、浄光明寺や海蔵寺、浄智寺などがありますよ。
鎌倉観光 秋の花 萩と彼岸花、虫の声
鎌倉の萩の開花情報・見頃は?
鎌倉の萩の見頃は、例年9月の中頃です。
9月の下旬まで楽しむことができますが、萩の見頃の時期はとても短いので、名所によっては多くの観光客で賑わいます。
宝戒寺や浄光明寺は特に、萩の名所として人気があるスポットなので、9月の中旬から下旬にかけて混雑が予想されます。
なので、9月の上旬ごろではまだまだ七分咲きの場所が多いですが、混雑を避けたい場合はおすすめです。
萩と同時期に、フヨウやシオン、ヒガンバナなども咲いています。
境内を散策して、他の秋の花も探してみると楽しいと思います。
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